「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU - 」

マジンガーZと同じく9月東映アニメオンデマンド見放題で視聴。
最初に一巻だけ見たんですがコテコテの「スーパーロボットアニメ」ぶりにまだリアル系偏重が残っていた俺にはきつく感じられたので諦めたんですが、なかなかどうして面白い。
初期はホントにやばい作画あったんですがフェイスオープン回で弾けたよね。
ただ俺はスパロボから入ったからこの後ガイキング・ザ・グレート出て来ること知ってたけど、当時のリアルタイム視聴者にとっては13話で早々に旧作の後期パワーアップ形態(のモチーフ形態)出してきてどう思ったんだろう。

気になったのは序盤は毎回戦闘でピンチ→盛り上がりのシーンでOPかけること。これ必ずやってたのでここまで毎回やられるとありがたみないぞ。
ノーザは思い切りダルタニアスのクロッペン思い出しましたが、実際オマージュ……と思いきやソースのない噂だとか。本当のところはどうなんだろう。
あとはもうちょっと二大魔竜早めに出して敵として暴れさせた後にガイキング・ザ・グレート登場のほうが良かったんとちゃう?くらいか。
直前の回が露骨に回想多くて「あっ作画リソース貯めてるな」ってのが分かってちょっと笑っちゃったんですが、実際貯めただけあってガイキング・ザ・グレートの圧倒的なカッコよさと大活躍はすげえ。
戻ってくるギガパンチャーグラインドもそうですが指5本揃えてビームサーベルのように使うデスパーサイトでスパーンが一番好き。
余剰パーツとかもうそんなの気にすんなという思い切り割り切った大胆なグレート合体構造もすごいけど。

悪役としてはとにかくプロイストが存在感ありました。CVの熱演もあって容赦なくブチのめすのに後腐れないヘイトを稼ぎつつ見事にブチのめされてすっきり。
しかしさんざんあれじゃ悪役だよと言われた旧ガイキングのフェイスオープンが本当に悪役になるとは。グレート初登場回で物凄い勢いでミサイル連射して物凄い勢いでノーザのバルキングが避けまくってたけどあれ旧FOのガイキングミサイルオマージュだよね?
ノーザといえば初のグレート合体時に死にそうになったまま行けダイヤ!してそのまま話が地上に映っちゃったので当時こいつのファンはかなり気をもんだのでは。

とにかくロボットアニメ・ロボットプロレスとしていい出来でした。ガイキング・ザ・グレート登場回数3回、うち戦闘回数2回は惜しいですが逆にレア感あっていい。

「マジンガーZ」

東映アニメオンデマンド一ヶ月見放題で視聴。
この作品単体でも90話あるのにそれに加えてガイキングLODと同時消化でとにかく大変でした。
両方共面白いのは面白いんだけど一ヶ月で140話消化は面白くてもキツさのほうがどうしても上回る……
かといって通常のパックで視聴権購入は30話分で3000円くらいかかっちゃうし。

ともあれ、搭乗型ロボットアニメの元祖というだけあって後続の作品に出てくる要素はかなり網羅されてたなという印象。
まず専用のスーツがないとGに耐えられなかったりコクピット内に頭をぶつけてけがをするのでスーツを作る所から始まり、操縦慣熟訓練でよくわからないうちにレバガチャ操縦でなんか敵倒してたを3話くらい続けてやっと操縦に慣れさせたり。これだけで複数話使えるのは90話もあるからだよなあ。

敵を倒すのは毎回機転とたまのパワーアップで、精神論で何とかするっていうステレオタイプイメージはどこから来たんだ……ってそりゃウインキースパロボか。
スパロボでしか知らなかったのでスクランダークロス登場とサザンクロスナイフとアイアンカッターが同時じゃなかったのは原作見てビックリ。

ところでスパロボのイメージではブレストファイアーが必殺技で、真マ版では光子力ビームでしたが、原作で一番ヤバイのルストハリケーンでは……
逸らされて無効化されたことはあっても直撃したのに効かなかったことはほとんどなかったようなロボット版ブラストアッシュで食らったらあっという間に塵になる凶悪技。

キャラ造形で言うと正直甲児は憎まれ口にしても度が過ぎることをさやかやボスによく言ってたり、猪武者すぎてさやかのアドバイスを無視してまんまと機械獣の罠にひっかかったり「損傷しているから無茶はするな帰ってこい」と言われているのに突っ込んでいって損傷が悪化してピンチになったりで好感の持てるキャラじゃないなあと……

むしろ義理人情に厚く、謝れるところではちゃんと謝れるしコメディリリーフの足引っ張り役のようで意外といないと困るポジションなボスのほうに好感が持てました。
ていうかボスボロットがこんなに原作ではちょいちょい活躍してたのね。
ところで序盤にアフロダイAの戦闘メカ化改造の提案あったけどこれ絶対やっといたほうがよかったと思うんだ。

あしゅらとブロッケンを競い合わせて利を得ようとしたらライバル意識強すぎて足の引っ張り合いになって「こんな部下を持ったわしは世界一の不幸者じゃ」と頭を抱えるDr.ヘルはなんかコメディチック。
というかグールって後半から登場でかつブロッケンの指揮下の要塞なのね。
確かにサルード・ブードは潜水艦なのでスパロボとしては出しにくいけどさ(ダナンと同じ事情か)。

「えーロボットアニメ好きのスパロバー自称しておいてマジンガー見たことないのー?」は結構長年のコンプレックスだったのですがあまりの話数の長さにハードル高く感じてたので、今回見る機会があって良かったです。
色々元祖だけあり面白い作品でした。

ところで途中で湖の岩石食って核を精製して核弾頭ミサイル作る機械獣とかいうのが出てきたんですが、実際作られた核ミサイルがマジンガーZにこそ命中しなかったけど実際に発射されて爆発してるし、この機械獣に捕まったボスとさやかは原子炉を通った水を泳いで外に脱出して最後「検査で安心できるまで隔離病棟に入院してもらうから」とか言われてこりゃいけねえわっはっはでオチた回ありましたけどこれいろいろな意味で笑ってオチてる場合じゃないでしょ!

「大空魔竜ガイキング」(1976年版)

東映オンデマンド見放題で8月見放題作品になっていたので視聴。

やっぱりどうしてもビームエフェクトがしょぼかったり話の流れが時々強引だったりするんだけど、そりゃ1976年の作品を2017年に見たらそうもなろうというもので、ガイキングのスタッフが無能だとかセンスがないという印象は受けませんでしたね。
ただ「プロ野球で活躍するという夢を暗黒ホラー軍団に奪われた」という主人公の悲劇性はもうちょっと強調しても良かったんじゃないのと劇ナデとか見ると思うなあ。
ストーリーのほうは必ずしもゼーラ星人だからといって絶対に分かり合えないわけじゃないんだよ的展開がちょこちょこあって単調さがなかったですが。
でもファン・リーは個人回多くてことごとく不幸エピソードばかり、ヤマガタケも個人回結構あるけどどれもコメディ回、しかしブンタは個人回実質ゼロってちょっと格差ありすぎ。

ハチロー、やっぱりこの年代の創作の子供キャラ特有のお邪魔キャラなんだけど他の作品の子供キャラに比べればそんなに気になるほどでもなかったです。

ところでスパロボだとかなり強力な武器だったミラクルドリル、原作だと初期に追加される武装でわりと通じないことも多いってのは意外でした。
「通じないことも多い」ってもダイモスの双竜剣とかマイトガインのガインショットよりかはよっぽど活躍してたけど。あの2つは本当に効いてるシーンが思い出せなくて、双竜剣とか折られてばっかだったし。

フェイスオープンは実際に見てみても凶悪過ぎる。「デスファイアー」って主人公機の追加武装の名前としていいのかよ。
ガイキングミサイルでマシンガンのごとくミサイル撃ちまくるのいいよね。

あと年代問わず基本的に作劇上「弱点」としてしか機能しないことが多い自軍母艦が普通に頼れる戦力でもありガイキングと共闘したり、下手すると大空魔竜単独で敵倒すことも珍しくないってのは面白かった。

総合的に結構面白く、次のリメイク版のガイキングLODもスパロボでしか見てないんで原作見るかーと思ったら近所のレンタル屋に置いてない……と思ったら今度は9月の東映オンデマンド見放題に入ってて助かりました。
でも一緒に初代マジンガーZも入ってて、来月130話くらい消化しないとならないのでかなりきつくなりそう……

「アーカイブズと文書管理 米国型記録管理システムの形成と日本」坂口貴弘

瀬畑源先生の書評で紹介されていたのを興味を持ち購入。

南北戦争頃からのアメリカの公文書管理体制の歴史とその発展が主な内容だが、「公」文書のみならず民間企業の文書の管理体制の発展についても少なからず言及されており、アーカイブズ学そのものの歴史の本といったところ。
保存保管・管理公開のみならず「どのように(公平かつ正統に)廃棄するか」という点にも触れられており、特にそこが興味深かった。
関連して日本のアーキビストたちも「選別保存は手間と費用がかかり、また専門の人材が必要になる」「好ましいのが選別保存だとしても、そのためのコストがただ選別すること無く一括してすべてを保存する全量保存のコストを上回るようなら選別保存について考えなければならない」というコメントが引用されている。

アメリカで第一次大戦で大量に必要になった戦時行政のための書類が、必要な法と管理官庁が用意されていなかったために戦争の終結と同時にあっという間に離散し、第二次大戦で似たような書類が必要になった時有効に活用できなかったというのは大いに参考にすべきだと感じた記述だった。

RECORDS&INFORMATIONMANAGEMENT JOURNAL 第33号 「日本の官僚制の歴史と文書管理」若月剛史

瀬畑源先生がツイッターで紹介していた文献。

日本の公文書管理について歴史学的観点から現状へ意見を呈するような形の論文である。
元々江戸時代の頃にはすでに地方自治(当然その時代にこういう用語はなかったが)の実務のためには大量の文書が必要となり、またそれが残されてきたという歴史があるが、一方で日本人の組織において重要なのは「最終的には全員が合意に至った」という結論であり、合意に至るまでの交渉や駆け引きまでを含めて文書として残しておくのは「対立を蒸し返すもの」として避けられてきた、というのは近現代でもそのまま当てはまるもので、非常に示唆に富む。
入手は難しいが、まさに「きれいな結論」のみを残す方向に進みつつある公文書管理に興味がある人間ならぜひ一度読んで欲しい論文。
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