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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「カナスピカ」 秋田禎信

秋田本人も言ってるけどごく普通の話。
あえて簡単に言えば「健康な『イリヤの空』」か。
加奈は過度に斜に構えたところのないごくノーマルな感性を持ち、カナスピカはあまりにも泰然としたマイペースなキャラで、小内山は秋田的コミカルさを持つ普通の勤め人。

エピローグの綺麗さは異様。切ないけど悲しくない、とでも言いましょうか。
「シャンク」最終巻で、シャンクとシンシアルータの複雑だけど心地良い関係を描いてみせただけのことはある。

信者的には暗喩・遠まわし表現の多用、断定的表現をしないいわゆる「秋田節」過剰な「エンジェルハウリング」、それへの反省かライトさを目指そうとしてライトになりすぎたきらいもある「シャンク」ときて、秋田独特のテイストを十分出しつつ読み易さを損なわないというバランスの境地についに達した……というのが第一印象か。

過度の風景描写や、暗喩と曖昧表現を無個性にならない程度に抑える一方、台詞回しで秋田節健在を実感させてくれます。

「カナスピカは物じゃありません」
「物質じゃない?ということは僕は反物質なの?」

という会話は秋田らしくて笑った。全力で殴られて「僕を楽器と誤認したのではないかと推測する」ってなあw
それとカナスピカの「異星人らしさ」の出し方はうまいよなあ。ああいう支離滅裂な言い回し(褒めてますよ)は秋田以外にはなかなか真似できないと思う。

このへんのバランス感覚があれば秋田はあと10年は戦えるね。
秋田の次の新作、今から楽しみにしてますぜ。
参考リンク
http://d.hatena.ne.jp/megyumi/20070613/p1
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