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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「静かなる戦争」(上)  デービット・ハルバースタム

 俺でも名前くらいは聞いたことがある名著「ベスト・アンド・プライテスト」の著者による冷戦後のアメリカ政治史。
分厚くて内容もぎっしり詰まっているので要点だけ抜粋。 
 
 
・政権から離れていたせいで外交における人材がいなかった民主党もさることながら、国民の空気を掴むことには長けていても定見に欠け、中でも外交には非常に無関心であったクリントン政権の内部事情
 
・米マスコミの質的変化(スキャンダルとゴシップニュースの増加という質的劣化)と選挙のワイドショー化という問題。
海外報道の減少。
 
・ベトナム戦争が米政治・軍事界に残した傷跡。
 
・冷戦終結で理想に浮かれるヨーロッパと火がつき始めた彼らの足元。
 
・ソ連崩壊と政権継承に直面し政治資本を消耗し、またベトナムの記憶からユーゴ危機を傍観する米国外交
 
 
 1800円という値段でこの内容ははっきり言って格安。
とかくイメージで語られがちな時期の話だけに非常に参考になる。
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コメント

世代論もあるかな、と。

 こっちが読書をサボっている間にTFさんがどんどん読み進めていってますね。ハルバースタムもウッドワードも未読とは恥ずかしい……。
 それはさておき、最初の2点に付け足すとしたら世代の変化というの重要な要素でしょうね。WWIIに従軍して「冷戦の闘士」としても知られたブッシュ父と、ベビーブーマー世代でベトナム反戦運動に身を投じたクリントンという2人の大統領の世代差とパラレルな関係で、海外報道に力を入れていた古き良き時代のメディアと内向きで外に無関心な90年代以降のメディアがある訳です。(ベトナムで苦汁をなめたパウエルみたいな軍人達も1つの世代論かもしれません。)アメリカ外交を担う世代の変化がアメリカ外交の関心対象とスタイルに影響を及ぼす、という点は最近出た村田晃嗣氏の『アメリカ外交』でも言及されていました。

  • 2005/04/20(水) 00:09:35 |
  • URL |
  • だい #wbvimiA2
  • [ 編集 ]

Re:世代論もあるかな、と。

大学の講義が始まったとたん読書ペースが急上昇した、というあたりから察してやってください。
「同盟漂流」も感想書きたいけどやたら分厚い本だからなぁ…
 
>世代
今下巻を読んでますが、ベトナム戦争を経験していないオルブライトと経験した他のスタッフたちとの意見の溝という話がまさにそれですね。
このへんもうちょっと掘り下げていきたい点。

  • 2005/04/20(水) 00:46:36 |
  • URL |
  • TF #-
  • [ 編集 ]

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