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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「憐 Ren」 水口敬文

「ハルヒの動揺」に挟まってた広告見てなんとなく気になったので本屋で立ち読み→おもしろかったので、1巻「刻のナイフと空色のミライ」・2巻「錆びゆくココロと月色のナミダ」の2冊をまとめて購入。
しかし今度のハルヒ新刊、タイトルのわりにハルヒ動揺してなかったような。
キョン*は動揺しまくってたけど。
  
で、本題。
 
やけに手が込んだ舞台設定だなあと思って見てるうちに妙に陰湿な話が展開し始める。
分類すれば鬱系話なんだが、鬱は欝でも甚だしいネチネチ系な欝。
メインキャラの玲人が大変な楽観主義かつあっけらかんとした気のいい男(自分を刺したナイフにまで同情せんだっていいだろうに)で、憐の同級生が妙にノリのいいお祭り好き達の集いなのでひたすらダークな話でもないんですが、それが救いである一方陰湿さを引き立てる仕組みになっているという嫌がらせみたいな--実際この点は劇中で憐への刑であるたいがい陰険な嫌がらせとして働いている訳ですが--構成。
 
だんだんテンパっていったあげく玲人を殺そうとし、あげく自殺までしようとした憐の心情描写が秀逸。
冷静に振り返れば(当人たちも認めているように)単なる奇行かつ凶行でしかないんだが、無茶な暴挙ではあっても唐突な急展開ではないあたりが特に。
ネチネチといびられ傷つけられてだんだん沈んでいき、仲間が死んでとうとう暴発する彼女の姿はなんともいえず。
 
2巻はうってかわってまったりした話で進みます。
玲人相手に某ブロンゾ27と28がやってるような喧嘩をしたり、小脇に抱えられて運ばれる憐がなんか可愛くて良い。
でも唐突に重い展開が炸裂するから油断できないんだよなぁ…
その唐突さも話の流れが突如重い方向に動くんじゃなくて、あらかじめ事前に設定として組み込んであるのがなんとも言えず。
仕事を取られる気弱な学級委員なんてそのまま流されるかと思ったらあんな伏線になってるとは。
 
もっとも、今回は暗い展開を挟みつつも少しずつ憐が現代に馴染んでゆき自分の足元を固めていく話なのでそう読後の印象が暗いものになるわけでもありませんが。
むしろ最後の病室のシーンで手を握ってくれ、と無言で圧力をかける憐が可愛い。
憐→玲人のラインは本格的に固まってきたが逆はそれほど進展してない点、今後の期待大。
 
この作品自体、陰険きわまりない欝だけどその欝にいかに抗い希望を見出すかという話なのでそういう意味でも今後が楽しみ。
* キョンはちゃんと本名が明らかになるんだろうか?アダ名が本名と化すという自分の聖衣に逃げられたマンモス哀れな蟹座の人のような事態になんなきゃいいけど
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