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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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長谷川町子全集「サザエさんうちあけ話/サザエさん旅あるき」 1

「サザエさん」の原作者、長谷川町子本人が記した自伝+旅行記。
この本、大変分厚い上に中身も濃い(なんせ戦争経験も含めた人生回想記なので)ので小分けして感想書きます。

・師匠のはなし
「のらくろ」の田河水泡に弟子入りしたという話は有名ですが、その弟子入りのエピソードについて。
たまたま「田河センセーのサインが欲しいなァ」と娘がぼやいたのを聞きつけた母親がそれを真に受けて娘とともに――後でその娘の回想録に「今で言うならピンクレディーのサインがほしいというようなもので、一時のたわ言と聞き流せばよいものを」と書かれることになるとは露知らず――実際に田河邸へ吶喊。
門番がわりのお弟子さんを相手に

「あんたが邪魔をするっていうんなら、力ずくでも押し通る!」
「遠しはせん!」
「押し通るんだよォーッ!」

的やり取りを経た後、先生に会わせてもらい弟子にしてもらった、とのこと。
今だったらハタ迷惑な母親だなあと言われること請け合いっつーか、まあ実際によくそれが本当に実現したもんだというか。

そして弟子入りして田河先生から学んだことといえば「締め切りの督促電話を悠然と引き伸ばし、ときには声色使ってごまかすこと」であると語る町子氏。
冨樫とか萩原とかアーミンのみならず、すでにこんな時代から漫画家と締め切りというのは切っても切れないけど切りたい宿敵同士であったことがわかります。

そんな師匠でも「締め切りが迫るのに原稿が埋まらない時はクビでも吊りたくなって天井の梁を見上げるんだ」とこぼしていたそうですが、当時それを聞いていた町子氏が言うには「やがて同じうき目を見ることになるともしらぬ弟子は、うわの空でヘイヘイと聞き流していたものであります」。

人生というのはまったく先のことなどわかったものではありません。
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