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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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独ソ戦車戦シリーズ4「モスクワ防衛戦」

独ソの戦いの中の最初のターニングポイントであるタイフーン作戦、モスクワ防衛戦を扱った本。

一巻「バルバロッサのプレリュード」で開戦当初の赤軍は実はT-34・KV-1は圧倒的に少なく、配備されているのはBTシリーズやT-26のような軽戦車ばかりであったことが記されていたが、タイフーン作戦当初もあまり状況は変わっていなかったのが実情であった様子。

10月1日の西部方面軍戦車隊において、総数に対するBT+T-26の数は398/475と実質的には軽戦車しかないとも言える。
(KVは19両、T-34は51両)

この時期の赤軍は戦術が拙劣であった旨が在来の戦記によく書かれるが、本書の記述でも「歩戦砲の連携が不十分で、戦車部隊のみが他兵科の援護なしに単独攻撃を仕掛けてあっさりと撃退される」という文章が何度も登場する。

これが継続戦争やバグラチオン作戦の時期になると砲兵が攻勢準備砲撃で猛威を振るうようになったり、タンクデサントのエピソードが出現するようになるあたりが赤軍戦術の推移をうかがわせる。

もうひとつ興味深いのは赤軍のモスクワ防衛にかける努力で、上記の数字から一ヵ月後の10月28日の西部方面軍戦車部隊の構成を見ると

KV-1:33
T-34:175
BT:43
t-26:50
T-40:113
T-60:32
合計:441

とT-34が一気に三倍以上になっている。
極東方面軍からの引き抜きなどの「赤軍の戦力集結」がどんなものであるかが具体的に示されている。


相変わらずページ数の割に値段が高いが、買う価値は低くない一冊といったところか。
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