「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「自治研究 2016年2月号 『覚え書きー集団的自衛権の行使容認を巡る違憲論議について』」藤田宙靖

長島昭久議員のツイートで紹介されたことで存在を知り、最寄りの本屋にて取り寄せを頼んで手に入れた一冊。

どういう内容なのかと思いタイトルで検索してみたところ水島朝穂のホームページで(批判のために)長く引用されており、非常に興味を持ってさっそく注文したもの。余談ながらその際水島朝穂のコメントが非常に邪魔で(何しろ水島朝穂の書くことである)、読むのが大変ではあった。
なんでも専門筋では結構な話題になっているとのことで、注文時にも「すでに品薄だが個人で一冊注文するならまだ受け付けられます」という旨。

評者は残念ながら法学部出身というわけではなく専門の教育を受けてはおらず、独学でいくつかの防衛法に関する本を読みかじったに過ぎないので、藤田宙靖氏が凡例として引用する行政法上の過去の実例などについては完全に門外漢のため意味を解せない。
また政府・政府関係者の見解に同意する部分と反論する部分、違憲説に賛成する部分と批判する部分が交互に入り混じっており、なかなか理解するのが難しい論文となっている。
ただ「内閣法制局は憲法の番人ではない」といった論述や、「時のいち内閣が憲法解釈を従来のものから変更すること」の「法的安定性」に関する論などは従来の違憲説に対して(安保法制自体は評者自身も違憲ではないかという強い疑いを持ちつつも)非常な違和感を感じてはいたが、無学ゆえに明確に言語化・論理化できなかったところを見事に丁寧に述べており、非常に腑に落ちるものである。
またこの藤田論文については何よりも憲法学者の「政治化」を強く懸念しているのではないかという印象を抱いている。

すでにAmazonでは在庫切れ、出版元にも在庫僅少の誌ではあるが、防衛問題に関心がある論者には広く読まれて欲しいと願う一寄稿である。
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