「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「下ネタという概念のない退屈な世界 11」赤城大空

無事完結。
アニメも商業的には振るわず、原作もAmazonレビュー数は少ないものの、逆にそのおかげで読者人気が出すぎて作者がそれに振り回されずにうまく終われたように思う。
具体的に言うとアンナ先輩周り、これなまじっか知名度の高い作品だったら多分彼女を巡るヒロイン論争やらなんやらで酷いことになって最終的に作品自体の評判まで下がるオチだったんじゃないかなあ。
というかまあ文字通り下ネタメインの作品なんで下手な萌えイラスト表紙作品より敷居は高いんだろうが。

・こういう展開で来たけど、特定の誰か一人をサンドバッグ要員にすることなく、前巻レビューの時書いた多様性を保ったままうまく決着をつけたことは非常によく出来てて、ここはホント凄い。20代の大学を出たか出ないかという若い作者が書いたとは思えないセンス。藻女に「あなたがすべての元凶として吊るしあげられることはないよ」「そんな終わりは僕も嫌です」と狸吉が言ってくれて、こういうところを見て「いい作品だったなあ……アニメから入ったにわかだけどこの作品を今まで全部読んで最後まで付き合ってきてよかった……」と思えました。。

・アンナ先輩も一時はどうなることかと思われたけど、人間として救われたし卑猥とはなんであるかをきちんと学んで、文字通りのセックスモンスターからちゃんと分別あるひとりの人間として成長もしたし、狸吉・華城先輩とも和解できて、これ以上なく綺麗にオチた。本当に良かった。

・後は残る不安点はハーレムエンドはちょっとなーと思っていたんですが、基本的に華城先輩エンドだけど他のヒロインはまだ諦めないかんな!というサブヒロインのファンにも配慮してうまく終われたな。
特にあのアンナ先輩が「いつか奥間君の気が変わってわたしをベッドに誘ってくれるのを待つ」なんて悠長な発言をしたのは本当にこの人に救いと成長が来て良かった……としみじみ思いました。

・「え?しないの?」

・二代目雪原の青として顔が知られた狸吉、新ヒロインのらら子に即顔バレして変装の必要性を検討するシーン。
「やはり変装は女装をデフォにすべきか……いやでも癖になるとまずいし。あれ、でもそうなったらその時は華城先輩に男装してもらえばすべての秩序は保たれるのでは……?」
駄目だこいつ早く何とかしないと……

・「走る壁」って酷すぎる(笑

・鼓修理が成長して泣くゆとり。

・下ネタ大好きのくせに自分の異性関係は乙女なんだよなあ華城先輩。
「そんなに下ネタばっかり言ってると狸吉に女扱いされなくなっちゃうっすよ」
「だ、大丈夫!狸吉は今更そんなことで私に引いたりしないもん!」

・ところで狸吉、鼓修理が相変わらずムカつくからって「お前にスポーツドリンクが全て薄めた精液に見える呪いをかけてあげよう」とかマジやめてくれ。本当にそうとしか思えなくなるだろ。

とにかく、最終巻として色々な意味で綺麗に終われたと思います。
この作者の次回作にも期待。
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