「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「海港の政治史」稲吉晃

明治から戦中に至るまでの日本の海港整備の歴史を扱った本。

ターミナルとしての海港を集中的に開発する大港集中主義と、各地域ごとに必要な港を整備することで国家全体の港湾能力を維持しようとする中小港分散主義との対立、港湾整備費用の調達、関係各省庁間での政治的綱引き、どこの港湾を開発するかという経済的地理的観点からの選定地点の問題、「港湾開発という政治問題」における関係各所の合意の調達、当時の未発達な土木技術上の制約とさまざまな要素が絡む複雑な問題であるという点は興味深かったものの、「なぜ日本の港湾の機械化は遅れていたのか?」「なぜ日本の港湾は米国に比して非常に劣る能力だったのか(この本ではないが、評者が所有する資料の中には当時の日本の全港湾の荷役能力を合計してもサンフランシスコ港一港に劣る、とする文献がある)」という個人的な疑問に対する答えとはならず、肩透かし感は否めなかった。
ただし記述は具体性に富み、決してこの本自体が無益ということではない。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kurowani.blog6.fc2.com/tb.php/2060-3c4cfc9d
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。