「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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ガサラキ24話

DVD9巻を購入して、24話の豪和ビル戦を見返しながら。

リアルさとエンターテイメント性の調和に失敗した例、「硬派厨はお前らの妄想を形にしたガサラキを見てそれが実際にはいかにつまらないか知れ」と言われてしまうために存在している感のあるガサラキですが、実際これこの豪和ビル戦はほんとよくできてるんですよ。

データリンクを使って直接視認することに依存せず、指揮車からのバックアップで音や熱源を主に敵を探知して攻撃するというこの演出は「実在する軍事技術を参考にした演出」という意味でのリアルさあるロボットアニメ演出として今でもこれを超えるものはないとすら思います。

ただ同時にそれは頂点である一方で限界でもあると思う。

予告でユウシロウは「これがTA戦だ」と言っていましたが、別にこれTAにしか出来ない、TA独自のギミックを使った戦いじゃないんですよね。
あくまでデータリンクを使った戦い。
多分「データリンクを使って屋内戦闘を描け」というお題で作るならMSでもKMFでもVFでも得物の違いによる表面的な差異はあっても本質的にはこれと同じものしか描けないと思うんですよ。

実在する軍事の概念を元にしてしまうと出来ることがどうしても限られてくる。
データリンクを使った戦いである限り、各機が自分で敵情報を取得することにこだわらないまま相互が得た情報を共有しつつ、情報中枢からの指令を受けて末端の戦闘ユニットは指示された位置に移動し支持されたように攻撃する、という演出にならざるを得ない。

これってアニメというか創作的にものすごい相性悪いんですよね。
要するに個々のパイロットの技量や特性が入る余地がなくなるということで、つまりそれは演出上の没個性化に直結する。
実際ガサラキ24話でも一体どのパイロットがどの機体に乗っててどう動かしてるのか非常に区別しづらい。
これは全員同じ塗装と外観をしている同じ機体に乗ってるというのも大きいんですが、「現実の軍事の様態からの模写」という意味でのリアリティ演出だとそうならざるを得ないんだけど、それもやっぱり創作の観点から言えば没個性化ということになってしまう。
これがガンダムとガンキャノンとガンタンク、あるいはインパルスとガナー赤ザクとブレイズ白ザクだったら誰がどう見たって違いがひと目で分かるんだけど。

しかもこういう演出だと誰が活躍した?っていうのを芝居を見ている印象で言えば「指揮車が一番活躍してる」ってことになっちゃう。
末端のユニットは単に指揮車の判断による指示通りに動いてるだけだし。


そういう意味ではミノフスキー粒子やGN粒子、Nジャマーといった電波通信を強力に阻害するガジェットを作中に持っているガンダムシリーズはおろか、他のロボットアニメでさえ編隊戦闘はあくまで「指揮官機が視認で得た情報を口頭によって伝える」という古い形の指揮になりがちで、現代的なC4ISRの概念を取り入れた戦闘を描くロボットアニメが出ないのもやんぬるかなといったところ。
以下余談。
この24話で超強力な武器として猛威を振るうイシュタルMk2のレールガンですが、他のロボットアニメだとちょっと他の実弾武装より強い兵器、くらいの扱いなんですよね。

これはなんでなのかというのも理由があって、まあ要するにだいたいロボットアニメにおいてはもっと強力なビーム・レーザー兵器が実在してる(ビームライフルだったりハドロン砲だったり)からあえてレールガンだけをことさら強力な兵器として描く理由がなくて、実際に「ちょっと他の実弾武装より強い武器」でしかない。

まあ鉄筋コンクリートの壁もぶすぶす撃ちぬいてくるこれのレールガンは実に脅威的で面白くはありましたが。
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