「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

集団的自衛権解禁について

・解禁すべきかすべきでなかったかの二択を問うなら(今後も日米安保体制を基板として日本の安全保障政策を行うなら)すべきとしか言いようがない話ではある。

・ただしそれには解禁するとどんな事態になるのかは絶対に国民に広く周知させておかねばならなかったはず。
具体的に言えば解禁するなら今よりはるかに自衛官の戦死の確率が高まるわけで、それを国民が理解しないまま「関係者だけがわかっていればいい」でゴリ押ししたところで、いざ海外派兵して戦死者が出れば簡単に政権と日本の防衛行政は揺らぐだろう。

・この「関係者だけがわかっていればいい」でゴリ押しされる防衛政策、というのがまさに「脱却すべき戦後レジーム」だったろうに。

・政府の説明も非常にヘタで、率直にもはや憲法9条を盾に対外軍事貢献を避けることは許されないから解禁すると言えばいいものを、なまじ反対派の批判を嫌って在外邦人の救出がどうのという小手先の理論武装でやっつけようとするから結局さらに批判を受けて逆に面倒なことになる。
これも日本の防衛行政の従来の轍を見事になぞってしまっている。

・もっとも反対派も「日本が直接攻撃される以外で日本が危機に陥る事態などあるはずがない」という聞いていて脱力のあまりひっくり返りそうな話や、「圧倒的な軍事力を持ち強力な報復が返ってくることがわかりきっている米国に攻撃を仕掛ける存在などない」というとても21世紀に言うこととは思えない救いがたい話、挙句の果てにはこの期に及んで「解禁すれば徴兵制復活の可能性」という三つ子の魂百までというような話、そういう理屈の立て方でもって反対の論説を張っていたわけで、結局55年体制以来の「とにかく憲法9条を順守してさえいれば戦争しなくて済む」というもはや今となっては誰も説得力を認めない話に相変わらずすがっていただけ。

・理屈になっていない解禁賛成論と理屈になっていない解禁反対論のぶつかり合いなのだから、あとはより強い権勢を握っているのはどちらの派かということでしかない。
押し切られるのは当然といえば当然ではある。

・ただいくら必要なことだったとしても、こういう決め方で決めるのはあらゆる意味で禍根を残す。
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