「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来」その2

女神来なかったじゃんこれっていう今更のツッコミ。
まあ「我が庭に響け銃声」と言っておいて銃声響いてないじゃないかということもありましたが。

・カーロッタの話。
滅びが必ず来ることを確信している彼女ですが、エッジとの問答
「そんな確信があるのが狂っている」
と言われて答えが
「あなたは永遠に生きるつもり?」
これ、一見答えになってないトンチンカンな回答に見えて最初俺もそう思ったんですが、よく考えてみれば俺だって現実において太陽系は必ず滅びると確信してるわけなんですよね。でも狂ってはいない(まあ少なくとも主観的には。客観的にどうなのかってなると、あんまり自信ないですけど)
つまりいつか滅びは必ず来るんだけど、そんな具体的にそれはいつのことなのか考えるだけアホらしいくらいどえらい先の話を心配してもしょうがない、という。
これって2部でオーフェンがアイルマンカー結界を破壊した時に言ったことと奇しくも同じことを、そのオーフェンの宿敵になったカーロッタが言ってるんですよね。
ただ「行き詰まっているからそれを壊すために女神が来る。行き詰まってさえいなければ来ない」
この台詞を聞くと単純に女神再訪で世界の破滅を本気で望んでいる破滅主義者というわけでもなさそうで、結局カーロッタは本心では何がしたかったのかまだ読み込まないとよくわからんな。

・完全にラッツベインの片思いのようなパンプキンですが、クリーオウにお前ら外でやれと言われてほんとに一緒に外に出て行くあたりそうまんざらでもないのか、それとも単にフィンランディ一家の人間の不興を買いたくないというパンプキン得意の政治的配慮というやつなのか。
まあでもこれで完全にラッツベインがパンプキンとくっつける余地はなくなりましたが。魔王の娘と大統領の息子がくっつくのを誰が許すのかと。
(サイアンとラチェにも同じことが言えるけど)

・でもそのラチェ、普通にサイアン大好きじゃないですかこれ。
サイアンの片思いなのかなーと最初は思ってたのに
「サイアン置いて逃げるわけないじゃん」
「(サイアンに)学校行けば会えますし。他に学校行く理由もないですけど」
「ごめんねとか助けてとか、言わなくても分かりそうなことは言わなかったけどそれ違ってたかなとか」
一番ラブくさいのお前だよ!
というか、あの状況でサイアンに助けてと言っても彼に状況を打破する技能も経験も能力も当然ないわけで、そんなことはラチェットにだって分かり切ってるはずで、それにも関わらず浮かんだ言葉がこれなのは、つまりラチェにとってのサイアンってそういう存在なんだろうなあ。
「パン買ってきて。あ、わたしはいらないからどこかで食べてて」
「『ねえ、ぼくらってなんなのかな』といちいち分かり切ったことを聞きたがる」
「(サイアンに会うということ以外に)他に学校行く理由もないですけど」
最初は本気で邪険にしてるとばかり思ってたのに実は……という。でも「言わなくても分かってくれるよね?」だから本当はツンデレですらなくてデレデレやん。
あとどうでもいいけど当初ラチェットは自分を犬だと思って育ったっていう話、なんか興奮する。

・ティッシの話。
2部までは本気でオーフェンとくっつかないかなと思ってて結局ラッツの母親クリーオウで確定した時は結構無念だったんですが、我が子が物心ついた時には「自分には母の愛は買えない」と悟らせていたというのにはガチでドン引きだし正直個人的に創作でトップクラスに許せないキャラリスト入りだわ。
確かにキャラクター的にはむしろそういう母親にしかなりようがないようなキャラで、これで逆に良妻賢母になったほうがよほど不自然ではありましたがね……
まあ俺が母としてのティッシを許せないのは自分もベイジットと同じ先天的な劣等性を与えられてる身なのでこのあたりの話を「創作の出来事」として割り切れないという俺の勝手な事情ですが。


・魔王術士でありブラディ・バース並みの術者であるラッツベイン、自称ダミアンやケシオン、ヒュキオエラに負けない超一流の白魔術士(まさかこの期に及んでこいつらの名前が出るとは、特にヒュキオエラ)であるラチェットに比べていまいち目立たないエッジ……と思っていたら構成を二重に編んで攻撃するとか地味に強力なんですが、こいつも。

・「未来なんてものは俺が品定めするもんじゃねえ。こんなことが俺の師匠も分かってなかった……いや、分かってたのかな」
個人的には分かってたと思います。
チャイルドマンはキリランシェロに対して
「成長し、大人になれば、やがて世界を背負える超人になれるか?その問いにも答えを出せるようになるだろう」
と評していたんですよね。
「成長し、大人になれば世界を背負える超人になれるだろう」
とは言ってない。この微妙なニュアンスの違い、秋田らしいところだと思う。

・マヨールのゴキブリ術、今度は敵と敵をその場で強制合体させてぶっ殺すとかいうごっつエグい使い方されてるんですが……
魔王術に隠れて目立たないけど何気に相当極悪な気が。少なくとも物質崩壊だの自壊連鎖だのよりよっぽど実用的で効果的だろ、これ。

・施条銃、普通に4部世界にもあったのね。
革命闘士が使ってないのはあれ自体を用意するのとあれを使うために必要な弾丸と安定薬を調達できるだけの財政的な基盤もなければ、どこかから(組織的に運用できるほどの数が)手に入れられるツテがあるでなし、かといって自分らで作れるほどの技術的な基盤もないという懐事情の問題かしら。

・オーフェンとベイジットの比較の話。
似てるけど決定的に違う点がひとつ。
オーフェンは無謀編の時点でさえもう「俺のほうが間違ってたのでは、俺は逃げてるだけなのでは」と考えてたし本編開始以降はずっと苦い思い出として残り続けたけど、ベイジットの場合本当に家を飛び出してからそのことを後悔している様子がマジで一度たりとも出てこなかった。
まあベイジットがあんな家庭を懐かしむ理由なんてカケラもないし当然ではありますが。

・シマスの話。
なんでシマスが動かなくなったのかって、全能になっちゃったから何もしなくなるってことなんだな。そういやこれオーフェン世界の本来の神々の定義である「全知全能にして零知零能」とイコールやな。あとシャンク世界で言う「無限可能性=無限不可能性」。
で、鋏を抱えたまま動かなくなったのはそのシマスを唯一殺せるのが鋏だから、シマスにとっての究極の安全はその鋏を自分の体に隠してそのまま動かないこと、という。
ただこいつがカーロッタに従っていた理由はわからん。もっと読み込もう。

・いくつか放り投げられた伏線も。とりあえずスウェーデンボリーが巨人種族に魔王術を使わせていた4つ目の理由ってなんだったんだろ。絶対ろくでもない理由ではあると思いますが。
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