「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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秘密保護法について

国家安全保障及び公共の安全に係る情報と情報公開
ドイツとフランスの情報公開法について
(PDFファイルにつき注意)

秘密保護法が話題になっている昨今だが、この種の法律は実際に諸外国では同じような法律はどのような規定があってどう運用されているのか、防衛機密と知る権利をどうやって両立させているのかを解説している本というのを探しているのだけれど見つからない、という話題を振ったところ解説する論文をAT教団氏からご教授いただいたもの。

このネタはいつも
十年一昔な「いつかきた道」「戦前回帰」論
vs
「軍事的必要性」と言えば民主主義上の法的・政治的正統性はいくらでも踏みにじって構わないって思ってる連中

の不毛な争いなので実際の規定が知りたいというのは長年の欲求だったのでとてもありがたかった。この場を借りてAT教団氏に感謝の意を改めて。


ドイツの規定では秘密保護指定は「共和国の存立」の利益のためであると同時に「自由で民主的な基本秩序」「憲法上の諸原則」の利益のためでもあり、これらは優先順位がなく同じ次元で追求されるべき目標と規定されている。
また連邦諜報局に対しては包括的に情報不開示の対象となっている。
ただし情報の不開示が利益とならなくなった場合は情報を開示しなければならない旨が明文で規定されている。

アメリカでも中央情報局及び国家安全保障局に対しては組織、機能、人員、予算、活動等包括的に機密指定の対象になる旨が定められている。
ただし「法令違反、非効率性の助長又は行政上の過誤の秘匿、特定の個人、組織又は行政機関に問題が生じる事態の予防、競争の制限、国家安全保障上の利益の保護に必要のない情報を妨げ、または遅延させることを目的とする場合や、国家安全保障上の利益と明白に関係性のない基礎科学研究情報」の機密指定は禁止されている。


これらに比べた場合日本の機密保全法案は最長30年制限があるので最低限の民主的な配慮はあるが、機密指定にならないケースの指定がなく、目的も単に「国家安全保障のため」になっているのでその点米・独に比べて民主主義的配慮が薄い印象はある。

機密保護法というのは「特定の条件を備えた重要な情報を機密指定できる」法であると同時に「特定の条件を持っていない情報は機密指定してはならず公開しなければならない」ことを定めた法であるのだが、日本では前者ばかりが語られて後者はほとんど意識されていないように感じる。
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