「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「カウントダウン・メルトダウン」船橋洋一

「同盟漂流」を書いた船橋洋一氏の3・11ドキュメンタリー。

やたらとイライラして周囲に当たり散らし、福島第1原発訪問では部下に「同じ政治家として申し訳ない」とまで言わせた管もひっかかるけどそれ以上に東電がナメくさっててどうしようもない。

二言目にはわかりません知りませんが合言葉、自分で呼んだ協力会社のスタッフを身分証持ってないからといって門で追い返す、要請を出して用意してもらった機材は自分で取りに来ない、被災現地への連絡はもちろん欠かす、と何度読んでいてこんな組織は滅んでしまえと思ったことか。

先日亡くなられた吉田所長が「今、何が一番腹が立ちますか」と聞かれて「ワイドショーでいろんな先生がああでもないこうでもないってわいわいがやがややってるじゃないですか。それが終わると本店からそういう内容のFAXが来る」って東電ほんとどういうつもりなんだ。

吉田所長でいえば管の第一原発訪問もここで管が吉田所長と会って「こいつは(他の東電幹部と違って)信頼出来る」という認識を持ったという点があるのでまったくの無駄ではなかったように感じる。
そこから
東電本社「もう撤退したい」
管・枝野「ちょっと待て、現場に問い合わせる→(吉田所長に電話)→まだ行けるって現場は言ってるじゃないか、東電本社はどういうつもりだ」
というやりとりに繋がる。

米国は放射能汚染を恐れて日本撤退を主張する米海軍と、対日関係から考えて撤退はありえないとするルース大使・国務省の対立があったというのもこの資料を読んで初めて知った。
普段から原子力空母や原子力潜水艦を運用する米海軍が放射能汚染を?と奇妙に聞こえるが、「陸上での原子炉事故なら最悪逃げればいいが、空母や潜水艦での原子炉事故は逃げ場がない。それゆえに米海軍は放射能ゼロを金科玉条とする」というのは興味深いところ。

当時の日本側政権首脳部のみならず米側政権首脳部、東電、関係地方自治体・病院関係者など非常に広範にわたって取材しただけに内容はとても興味深いもの。
ただ船橋氏の癖なのか、この密度で非常に大雑把な章題分け+索引なしは正直後から読み返す時非常に面倒くさいのでぜひとも修正していただきたい。
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