「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「巡ル結魂者 1」秋田禎信

秋田の新作。
設定やおおまかなあらすじ自体はゼロ魔以来の異世界召喚もの+IS的ハーレムラブコメそのまんまなんだけど、「異世界なのにどうして同じ仕草や言語?」とかいわゆるお約束としてほんやくコンニャク的アイテム/ギミックを使うとかで流されてきた部分をガンガン突っ込んでいくのが秋田らしい。
「どうして異世界なのに俺の世界と似ているんだ」「似ている世界から選んで召喚したから当然」とか。
化学の知識や死刑制度廃止論の強弱、法の支配度を確かめることで飛ばされたここはどんな社会?と積極的に確認しにかかってヒロイン泣かす主人公はワロタ。
というかカズトはこいつテスト勉強必要だったのかよ。

賢く理知的でやたら冷静で度胸もあるし弁舌も回って、とこれだけ強キャラ描写なわりにイヤミさがないのも結構好感が持てる。
素でこいつはこうなんだろうなあっていうか。

日本にもあったお好み焼きがまったく同じ形で異世界にもあるけどルーツが違うというのも面白いところ。王コノミw
しかも謎の関西弁。そのへんのギャグもさることながら、こういう「その世界でかつてあったエピソード」をその場で作って語らせるのはエンハウやベティでもあった秋田の得意技。

ハナやかましいけど音を鳴らすだけで気絶するので黙らせるのは楽。っていうかこんな弱点あったら戦闘にまともに参加できない気がするけど(実際銃声で気絶してたし)。
ドラゴンリンカも本人が意識している限りは動かせないし傷つけることもできないけど不意を突けば傷つけられる、おまけにそうなると暴走するという秋田らしい強さのバランスの取り方。

メイゴリさんは普通に世界とかありとあらゆるものを恨みまくるラスボスキャラになってもおかしくないレベルの酷い過去なのにちょっと下ネタ好きなだけで割と気のいいおねえさんになってるのはすごいと思う。
ちょっと調子に乗りやすいってだけで初期アザリーやクリーオウに比べてなんと無害なことよ。そもそもカズトを通さないとものに触れられないってのはあるけど。

能力バトルとしてはシュリンクアントリンカやレプラコーンリンカ、ブレインシフターリンカと非常に変な能力が多いのも面白いところ。
そういえばエンハウの念糸能力も奇怪な効果の奴多かったなあ。リス爺ちゃんあんな効果の念糸でよく筆頭軍属精霊使いになれたな。

トアコさんはなんとなく、いやかなりコルゴンっぽいけど芋粥持って行ったら次から食事は当番制にしようって言い出すあたりがなんかかわいい。

時空剣ブルースペードや校長(なんだあのひと)を見てメイが「嫌なやつを思い出す」と言ったくだりとか伏線もバンバンあるので次巻が楽しみ。
ていうか秋田にもこういうラノベ然としたものがちゃんと書けるのね……ハーレム的要素の塊なのにハーレムものっぽさがまったくないあたりはいつもの秋田だけど。
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