「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「防衛法研究 2008」

かつての栗栖統幕議長の「超法規的」発言は現在解決されているのか、という点を米国の防衛法制と比較して論じた「防衛法制度における「奇襲対処の問題」の現状と今後の検討の方向性」が興味深かった。

日本では防衛出動を発令するにあたり、まず事態対処専門委員会が対処基本方針を決めてそれを安全保障会議にかけ、それをもとに閣議決定を経ることでようやく発令できる、という手続きを経る必要がある。これは国会承認を事後に待つ場合でも同じで、奇襲への即時対処という点に問題がある。

それに対し米国では戦争権限法の規定によって少なくとも米本土または米軍隊への攻撃に対し、60日間は大統領の権限のみで軍隊を自由に使えることになっており、また「米国の防衛は大統領にとっては権利であるのみならず義務である」と述べた最高裁判例もあり、弾道ミサイル攻撃を含めた奇襲への即時対応に法的な正当性が担保されている。
(戦争権限法が三権分立を犯すとして違憲説が少なくないこと、また運用実績を振り返るとこの法律が厳密に遵守されているとは言い難く、この法の実効性を問う声もあることはまた別にして)

また話がそれるが、戦争権限法が60日以降は議会の同意を得られない場合大統領は軍を撤収させなければならないと定めているのに対し、日本では国会は一度防衛出動を承認するとあとは首相の決定権で自衛隊を撤収させるのを待つ以外何もできないという規定になっており、事後のチェック機能に難がある。

とにもかくにも防衛法制上の問題は話題にならないので(中国船籍のEEZ侵犯を取り締まれないことについて、未だにEEZへの日本の主権を定める法を制定せよという声が出ないのがいい例)、とにかくこの問題はもっと認知されてもらいたい。
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