「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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「魔術士オーフェンはぐれ旅 魔術学校攻防」

・いきなりフルチンのおっさんのモノローグから始まってびっくり。

・おべっか使いのクレイリーと呼ばれる筋金入りの太鼓もちで汚職癖があって騎士団内部の派閥争いにも噛んでいるという俗物きわまるキャラなのに普通に有事に活躍するクレイリーさん。
こういうキャラっていざというとき役に立たないのがパターンだろうに、さすが秋田。
まあ有事に役立たないとなんでオーフェンはクレイリーを重用していたのか、自分におべっか使ってくれるからか?ってなっちゃうので当然ではありますが。

・一見カルトっぽい愛の村の人たちですが、わりと彼らなりに言ってることに一理あるんですよね。ただベイジットが述べたように「人がそこにはいられない理由」もあるというだけで。

・騎士団も魔術士至上主義者とか色々いるんだなあ。
開拓村にとっての資材の重要性や開拓民にとっての騎士団対カーロッタ派の抗争へのかかわり方とか、そういう「劇中の人物もそれぞれ個々の考えを持って動いている」という当たり前のことを、特定の人物に肩入れすることなく、それでいて誰もが自分の考えを持っているということを不自然に強調しすぎることなくさりげなく自然に書けるのが秋田のうまいところだと思う。
エンハウ・フリウ編でもそうだったんですが、フリウ主観ではフリウは「普通の女の子(ただしあたし重犯罪者)」、アイゼンたちからは「色気づいてもいない子供」、リス爺ちゃんからは「未熟な分別のないガキ」、そして帝国関係者にとっては「大量殺人の指名手配犯」、このさまざまな側面を特定の誰かの見方に肩入れすることなくきちんと描いてて、抽象的でわかりにくくて嘘同盟員ではない普通のラノベ読みにはかなりとっつきづらいという難点を持つエンハウもこの点は褒めたい。

・「俺は戦術騎士団のマシュー・ゴレ。並じゃねェ、つえぇぞ」
こんな名乗りをする白髪の痩せがマジで並じゃない強さという。

・コルゴンが組織で戦う脆さを考えているっていうのは冷静になってみるとなんか変。コルゴンって独りで戦うイメージなせいか。ただ騎士団も内部事情は色々鑑みると結構アレっていうのは確かにそうかも。

・マヨールの十八番魔術がついに地の文でもゴキブリ術呼ばわりに。てかこれ今回やったみたいに包囲網をすり抜けるとか色々用途は多そうだけど、見た目はたぶん恐ろしくかっこ悪そうな気が。

・ベイジット、
「あたしたちがもっとうまくやれてれば、レッタは助かった!その怒りでならアタシは殺されてやるよ!」
着実に成長して男前になっていくなあ、この子。

・そして今回、ぞっとしたのはオーフェンにだけ魔王術の代償がないというその謎の真相。
失い続けてきた人生ゆえに失うことに意味を感じておらず、あきらめずに進む限りはあらゆるものを犠牲にできる(オーフェン自身の台詞を使えば「克服、つまり無意味化」)、そして最後はすべてがどうでもよくなり万能の超人と化す。
……そうだというのにマジクが言ったようにオーフェンがあきらめたらすべては終わりの4部の現状、つまりあきらめてもあきらめなくても結局終わりというわけで、これ詰んでるやないか。

・ディープ・ドラゴンさんの真の生態は笑った。確かにどう考えてもまともな生物じゃないだろと思ってはいたがそもそも別次元からの生物だったとは……

・沈黙魔術の意外な欠点。しかし真っ向からなら意味消滅でも防がれるみたいな記述に改めてドラゴン種族の強さを思い知る。

オーフェンやコルゴンやマジクは確かに超強いけど、じゃあこいつらが無双すれば全部片付くのかっていうと全然そうでないっていうこういう話好きです。
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