レイトショーで安上がりで見られたぜい。
●新キャラのマリは出番が意外と少なくてちょっと驚きましたが、「自分の目的のために大人を利用するのは気が引ける」とか引っかかることを言っていたり、弐号機を意図的に暴走させる術を持っていたりと気になる点がちらほら。
性格はエヴァには珍しい飄々としたタイプですな。「♪しっあわせは、歩いてこない、だ~から歩いていくんだね~♪」とか口ずさみながら次々に部位が欠損させつつも仮設五号機で見事使徒を撃破。
今後どう絡んでくるのか。
……どうでもいいんだけど、真綾声のあの鼻歌が頭から離れん。
●レイについて。
ゲンドウとシンジの間を取り持とうと食事会を企画して料理の練習をしたり、朝教室に入ってくるとき「おはよう」と言うようになってクラスメイトを驚かせたりと旧作に比べてかなり対人関係に積極的になってきたのが印象的。
ゼルエル(でいいよねあれ?)戦ではシンジが捨てていったウォークマンをエントリープラグの中に持ち込んで「碇君が戦わなくてもいいように」と意気込む姿は健気の一言に尽きる。
(この時暴走させた弐号機でさりげなく援護に入ってくれたマリがいい感じ)
●シンジについて。
ナイーブなところは相変わらずナイーブですが、零号機を食ってしまったゼルエルに「綾波を返せ!」と螺旋力にでも目覚めたのかと思ってしまうような勢いで瞳を赤く輝かせ、「私が死んでも代わりはいる」といつものアレを口にするレイに「綾波は綾波だ!」ときっぱり言い切っちゃったりと微妙に男前。「スパロボで捏造する手間が省けたな」という巷の評も納得(笑
加持さんに迫られて悲鳴上げるシーンは吹いた。
しかし加持さん、TV版の時より色気のある伊達男になったような。妙にミサトさんが顔を赤くするのも頷ける。
●アスカについて。
自分ひとりではどうにもならなかったサハクィエル戦での経験からか「エヴァに乗って勝ち続ける」以外のアイデンティティを見出し、食事会の主宰であるレイと交代する形で3号機のテストパイロットを引き受け、その際のミサトさんとの会話で「わたし笑えるんだ」と独りごちたりと旧作に比べて一番まっとうになった感。
それだけに3号機がダミープラグで八つ裂きにされたときはどうなることかと思いましたが、予告で眼帯をつけつつも相変わらずの不敵な表情を見せてくれて一安心。貞本漫画版ではTV版と違ってトウジが死んだりしてるんで、かなり冷や汗かきました。
予告も終わって完全に閉幕し、さあ帰るかというところで「俺なんでこれをもっと早く見に来なかったんだろう」と隣の観客がぼやいてましたが同感。
富野で例えると、旧作をイデオンとかZとするなら新劇はブレン・∀。
……これでまたEOEの二の舞とかになったら許さないYO?
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