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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

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エンジェル・ハウリングのこと

最近また読み返しているわけなんですが。
やっと意味が分かってきたなぁ、と。

一回目はぶっちゃけワケわかりませんでした。確か7巻あたりで惰性で買うだけ買って読まずに置いておいた。以降放置。
二回目もストーリーの意味はよくわからないまま、とりあえず秋田の文体そのものを楽しんでました。
三回目になってやっとキャラクターの言動やストーリーがわかってきた。

テーマはって言えば一言「愛」なんですよね。愛ってなに?という。
それを暗喩と非断定的言い回しを常とする秋田文体を用いて、概念的に解題すると10巻かかってこんな話が出来ますよという。

・ベスポルドが契約者になった理由。
アマワ「わたしに怒りを感じた。怒りゆえにわたしとの契約者にならざるを得なかった」
ベスポルド「奴はもっとも大切なものを踏みにじる存在だと感じた」
ミズー「愛の話をわたしは勘違いしていた。ベスポルドは、実在しなくても愛はあると言っていたのよ」
これを総合して初めてわかった。
実在しなくても信じることができると考えるベスポルドにとって、実在の証明がなければ意味がないとのたまうアマワは確かに大切なものを踏みにじっている。

実際、「暗闇に誰かがいる。それを伝えようとするとき君はどうする?」という5巻でのベスポルドとミズーの対話はまったくチンプンカンプンでした。
でも今読み返すとあの意味不明な哲学ポエムこそが、アマワとの契約、ひいてはこの作品を語る上でとても重要なことだったんだなあ、と。

・フリウ編ラスト、「人はふたりいなければ生まれない」とアマワにフリウが言った直後のエピローグでひとりで理不尽にぞこぞこ増えてるスィリーって精霊の理不尽さを表してるよね、って感想を見たときはなるほどと思いました。

・コアなファンからは絶賛されても、必ずしも大勢から評価されないのはこのあたりに理由がある……とは当のコアなファン自身認めることですが。
確かに中盤は謎を謎のまま、ベスポルドやリスら真相を知る人物は自分だけが分かったまま説明しないで進行するのでついていけねーってなるのもしょうがないよなと思えはする。だいたい話のキモであるアマワとの契約の内容がちゃんと明らかになるのが最終巻のひとつ前だったりするしな。
 でも、そのわかりにくさをさっぴいても世間受けする作品じゃないよなあ。
 恋愛要素は皆無(つまり萌えがない)だし、バトル要素はそういう設定こそ用意してあってもそれはまったくメインじゃないし。
 本題は、「愛とはなにか」「心とはなにか」というもっと哲学的な(と言うと信者の自惚れにしか聞こえないだろうし、自分でもそう思えるんだが他にどう表現すべきかわからんのであえて安易に言わせてもらう)テーマ。
まあこのあたりもやっぱりさんざんファン自身の口から語られてるんですが。

どう考えてもこういう作風は今の流行からは外れてるどころか真っ向から逆行してるし、俺自身秋田「のみ」で満足できるかって聞かれると困る。かわいいおにゃのこに萌えたいし、熱いバトルに燃えたいわけで。

あー、でも俺が一番燃えるラノベのバトルシーンといえば、オーフェンの「緑」でグロ魔術士がヘルパートに特攻突撃して身体を抉られながらも相手の舌つかんで自爆攻撃かますシーンなんですが。
結局秋田かい。
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