「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「韓国の軍隊―徴兵制は社会に何をもたらしているか」尹 載善

タイトル通り、韓国において徴兵制がどのように受容されているかを扱った本。
ただどちらかというと徴兵制を体験した個々人の体験談を紹介することに分量を割いており、評者が期待していた政軍関係や社会と兵役制度の接続の具合についてはそれほどには論じられていなかったのは個人的には残念だった。
それでも「徴兵制を体験した一般階層の青年が、後に上流階級の人間は様々な手口で兵役を忌避したことを知り反感を強めている」という記述は非常に興味深かった。
戦後西ドイツでは勿論最大の理由はワルシャワ条約機構軍の脅威ではあるが、別の理由として(軍人の、ではあるが)社会的な統合を期待して徴兵制という兵役制度を導入したが、韓国ではむしろ徴兵制は社会的な統合につながらず、逆に分断を招いているという点は今後の比較研究などを待ちたい点。
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「自治研究 2016年2月号 『覚え書きー集団的自衛権の行使容認を巡る違憲論議について』」藤田宙靖

長島昭久議員のツイートで紹介されたことで存在を知り、最寄りの本屋にて取り寄せを頼んで手に入れた一冊。

どういう内容なのかと思いタイトルで検索してみたところ水島朝穂のホームページで(批判のために)長く引用されており、非常に興味を持ってさっそく注文したもの。余談ながらその際水島朝穂のコメントが非常に邪魔で(何しろ水島朝穂の書くことである)、読むのが大変ではあった。
なんでも専門筋では結構な話題になっているとのことで、注文時にも「すでに品薄だが個人で一冊注文するならまだ受け付けられます」という旨。

評者は残念ながら法学部出身というわけではなく専門の教育を受けてはおらず、独学でいくつかの防衛法に関する本を読みかじったに過ぎないので、藤田宙靖氏が凡例として引用する行政法上の過去の実例などについては完全に門外漢のため意味を解せない。
また政府・政府関係者の見解に同意する部分と反論する部分、違憲説に賛成する部分と批判する部分が交互に入り混じっており、なかなか理解するのが難しい論文となっている。
ただ「内閣法制局は憲法の番人ではない」といった論述や、「時のいち内閣が憲法解釈を従来のものから変更すること」の「法的安定性」に関する論などは従来の違憲説に対して(安保法制自体は評者自身も違憲ではないかという強い疑いを持ちつつも)非常な違和感を感じてはいたが、無学ゆえに明確に言語化・論理化できなかったところを見事に丁寧に述べており、非常に腑に落ちるものである。
またこの藤田論文については何よりも憲法学者の「政治化」を強く懸念しているのではないかという印象を抱いている。

すでにAmazonでは在庫切れ、出版元にも在庫僅少の誌ではあるが、防衛問題に関心がある論者には広く読まれて欲しいと願う一寄稿である。

僕らは後悔なんて恐れない 最強の未来つかめ

・相互フォロワーのAT教団氏の「軍事上の制度ではあっても社会全体に波及するものである以上、徴兵制を軍事的合理性からのみで論じる語り口もいい加減如何なものか」という話を伺って買った「防衛法研究」で、ドイツにおいて社会的観点(主に軍人の社会的統合について)や歴史的観点、経済的観点などさまざまな視点から兵役制度が論じられているという旨の松浦一夫氏の論文を読んでから、俺も徴兵制を軍事的観点からだけで議論することに違和感を感じるようになったんですが、では具体的に世界各国では自国の兵役制度がどのように受容されているのかを知ろうとするとこれがまったく邦語文献がない。
中公新書の「韓国の軍隊」くらいしか見つからなかった。(ちなみにこの本新しく1円マケプレで買ったんですが、届いてからすでに買って積んでいたことを知ってしまった……)
特にイスラエルで徴兵制が社会でどのように受け止められているのかとか興味あったんですが、書籍はおろかciniiも空振り。ううむ。

・プレバンでロボ魂フルアーマーガンダムMk2が受注開始してて、デザインそのものは結構面白そうだなと思いつつもロボ魂に1万はなあ……初期のメタルビルド並の金額だろ……と思っていたらGFFで出ていたことを知り、こっちなら4000円台で買える上にスーパーガンダムにもできると知ってさっそく購入。
mk2.jpg
昔なつかしのGFFパッケージ。
この固定用の針金もいつの間にかなくなったけど、まあこれが百式/百式改/量産型百式改/フルアーマー百式改とかゼータプラスA/C1/C1bstあたりの1パッケージあたりのパーツ数が多い奴だと針金切るのも面倒くさいのでなくなってくれて本当に良かった。
最初はフルアーマーMk2で飾るつもりだったんですが、なんとなく
smk2.jpg
こっちでディスプレイ。
GディフェンサーのパーツがこうなってこういうふうにMk2と接続されるのか、と買ってみて初めて知って非常に面白い。
こういうのが立体モノを買う時の楽しみの一つですね。
てかロングライフル長くて迫力あるなあ。
これならクロボンX-2に流用できるかということで今さっきHGUCX-2を予約してきた(幸いまだ受け付けてた)んですが、まあこうして出費がかさんでいくわけですな……
それはさておきこのGFFMk2、やはり質感については今のロボ魂に比べると劣るんですが、それがあと7000円上乗せできるほどの差かというとなぁ、といったところ。

・メタルビルド赤枠を受け取りに行った時店頭で見て気に入ったので後でもう一回出かけて買ってきたゆきのん。
yukino.jpg
力の抜けたあどけない感じだけど、だらっとしているというほどではなく彼女らしい硬さも感じるという絶妙な表情が良い。
ところでゲーム第二弾とか原作の続刊はどうなってんですか俺ガイル。

・アイドル衣装より制服姿のほうが好きなんですがそっちはそれほど立体化されない中で貴重な制服姿のしぶりん。
siburin.jpg
耳元のピアスも見える造形だとなお良かったんですが、髪で隠れている造形なのが個人的にはやや残念。
モバマスアイドルのフィギュアはみりあちゃんとか出ると嬉しいんですが、楓さんや幸子、しぶりんあたりに比べるとそこまで人気上位ってほどでもないのでちょっと難しいかな……

音楽環境をテコ入れした話

最初に思いついたのは「ヘッドホンをそろそろ強化しよう」でした。
(それまで使ってたのはソニーのMA900)

調べているとベイヤーダイナミックのT1という商品がいいらしいという話をちらちら聞くので調べてみるとお値段12万円クラス。
これを試聴せずに買うのは無理だろ……とビッグカメラ名古屋駅西店に電話を入れて確認したところ、「在庫あり」「試聴できるデモ機もあります」とのこと。
さっそく仕事終わりに名古屋へ向かい試聴しようと説明員の立会のもとにT1をショーケースから取り出し、とりあえず通常聞いている曲で試聴しようと手元のスマホに接続しようとしたところ「T1はインピーダンスが高いのでスマホで聞くと十分に性能が出ませんよ」とのこと。
勿論スマホに接続して聞くために買うわけではないんですが、それはそれとしてインピーダンスとはなんぞ?と思って聞くと、まあとにかく高級ヘッドホンだと基本的にインピーダンスが高く、専用のアンプを用意しないと十分性能が出ないよ、との解説を頂く。
ではインピーダンスが高くない奴はないのか?と質問して紹介してもらったのがAKGのk267 testio。

「ここのメーカーのは高音が綺麗で」という話を聞きながら実際接続してみると非常に高音が良い。どちらかというと低音が強かったMA900に比べると、例えば「花嵐ノ記」(Fate/EXTRA、キャス狐のキャラソン)だと太鼓の音が強かったのが高域の笛の音が響くし、「GUN×SWORD」だと剣戟SEのジャキンという金属音がより綺麗に響く。

これはいいなと脳内にメモしつつ説明員と話をしていくと、やはり高級ヘッドホンを十分に楽しむなら相応のアンプがいるよということでDENONのPMA-50を紹介されたりしました(ちょうどDENONの社員だった)が、この時点ではアンプのためにウン万もかけるのはなぁとあまり本気ではありませんでした。

T1だと対応アンプが13万円クラスとか聞かされて「パソコン新調できるじゃねえか」と絶句したりしながら色々話をしていくと、
俺「元はATH-A900を使っていたが、音は良かったが長時間つけていると頭が痛くなりつけていられなくなる。その点MA900はとにかく軽く非常に負荷がない。何時間でもつけていられる」
説明員「装着感も意外と大事です。どんなに音が良くても頭が痛くなるようなヘッドホンだと結局はやがて使われなくなり用なしになってしまう」

俺「(18万円と書いてあるHD800Sを見ながら)ここまで来ると『高級牛肉は実際に吉牛やすき家のn倍の美味しさか?』みたいな話を思い出す」
説明員「良い音質を追求し始めるとどこまでもキリがなくなって、これよりもさらに高いスピーカーやらヘッドホンもあってどんどん深みに嵌っていく。それよりは自分の楽しめるラインを見つけて、そこで『音楽を聞く』ということを十分に楽しんで欲しい」

という話をしつつ、「まあ無理にここで買うよりは予算をアンプのためにとっておくか、ヘッドホンを先に買って後からアンプを買うかがいいと思います」という話に。
ただ俺はさっき聞いたK267 testioが印象に残ってて、店頭価格45000円と書いてあるのをAmazonだと42000円だぞと示して値引き交渉をした(店内放送で執拗に『他店のほうが安かったらそれを示してくれればその値段で売るよ』的なアナウンスを繰り返していたので)ところ、42000円でポイント14%還元で買うことに成功。
まあ後で調べたら現金決済や並行輸入品なら25000円~29000円で買えることを知ったりしたし、そもそもレビューを見ていくと「音はいいが耐久性に問題があり壊れやすい」という、明らかに事前にチェックしておくべき話を買った後で知ったりとかあったんですがそれはそれ。

帰って聞いてみるとやはり高音が綺麗でかなり良く、結構満足しつつも「上に10万円以上のT1やHD800があるということはこれよりさらにいいのかなあ」と気になり始め、新調直後にさらなる上位機種を狙い始めるというまさに沼に嵌まる様相を呈する始末。
ちょうどソフマップ・ドットコムが12回払いまで金利無料・24回払いまで金利2%キャンペーンをやっていることを知り、アンプを買おうとPMA-50かHP-A8かで悩んだ末、設置スペースの関係で縦置きできるPMA-50を注文。
ついでにパソコンの音質自体も強化しようとサウンドボード(CreativeのSound Blaster ZxR)を購入。
この時点ではサウンドボード→アンプ→ヘッドホンで聞くつもりだったんですが、そういう使い方をするものではないと注文後に知ったけどまあ常時ヘッドホンつけっぱなしにするわけでもなし、元々使ってるスピーカーであるオンキョーのGX-D90へのテコ入れにもなるしいいかということで。

果たしてPMA-50でヘッドホン聞くとまあこれが劇的に音質いいんですわ。
GX-D90にもヘッドホン入力端子はあったんですが明らかにこっちのほうがいい。
あと意図せざる効果として、
desktop20160404.jpg
こういうデスクトップにゴチャゴチャフィギュアとか並べて、その後ろにスピーカーを置く配置でパソコンやってるキモオタなので、ヘッドホン入力端子(赤線矢印、天津風の左足の後ろ)が隠れてしまい接続する時飾ってあるのをどかして……とかやらなくてはならず色々面倒で、結局ヘッドホンをつける機会自体が少なくなってたのが、入力端子を別のところに再配置できたおかげでスムーズにヘッドホン端子を差し込めるようになってヘッドホンを気軽に使えるようになったってのもあります。

まあとにかく色々整備した環境だと、じっくり音楽を聞くのが楽しい。この曲こんな音出るんだ……って色々新しい発見があります。
ちなみにさらにその後日、HD800S・T1 2nd・K812を試聴してみたのですが、K267testioとそこまで劇的に違うかというとそうでもなく、当分これでいいか、このヘッドホン思った以上にいい音質だぞ(破損は怖いですが)ということで大満足。