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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

その震えてる声集めれば 風を起こすかもしれない

・「情けない速水奨」キャラコンテストしたら首位争いをするのは天膳殿とバーンだろうというのはわりと確信あるんですが、では実際この勝負勝つのはどっちだろうかという話。
バーンも醜態しか晒してないけど、最後の最後の最期でついにショウのビルバイン撃ち落としてるんですよねえ。あとさすがのバーンでも女をレイプしようとはしなかった。それも主家の女を。
天膳殿は種明かしが一度しか許されないびっくりアタックでいかに相手を殺すかという世界で、何度殺されようが痛いだけでそれ以外なんのリスクなく何度でも甦れるし、死んでも甦れることがバレたところでなんの問題もないというものすごい特権が許されてるんですが、いかんせん下衆で小物すぎ。
死んでも甦れることがバレてもいいし実際里の人間にはバレてて「天膳殿がまた死んでおられるぞ」ってこいつ何回死んでるのかと。
ドラマCDでは村娘と山にしけこんだら自分だけ熊に食われて死んだので小四郎が死体回収しにお使いに出されてるし。元祖NINJAの1人が熊に負けてんなよ……ていうか昼間から何やってんだよ……

ところでバジリスクのマジメな話をすると、最期の弦之介と朧の一騎打ち、あれ弦之介は何をどうするつもりで臨んでたんだろう。


・AC4シリーズってVDでVシリーズと繋がって、結果首輪付きの戦いはまったく無駄になったというひでえオチがついたんですが。
いやこれほんとアーマードコアだからこの無常感と虚無感サイコー!になるけど、普通の作品だったらアクエリEVOLどころの騒ぎじゃない前作レイプだよなぁ。前にも同じこと書いたけどホントこれ実に他では味わえない感触で大好きですこの設定。
しかしそうなるとこの世界、VD時代に至るまでに国家解体戦争→リンクス戦争→fA本編→V本編とやたらめったらカタストロフ起きてばっかなんですよねえ。
それだけやって地球汚染し尽くしたのにまだ人類はちゃんと生き残ってて、さらにまた戦争してるんだからもう何と言ったらいいものか。まあ財団もこの世界だと人間の可能性を全否定したくなる気持ちわかるな、こうやって書いてみると……
第三次世界大戦が三回起きて地球が三回滅亡した「空想歴史読本」の地球かよと。


・「首相の蹉跌」清水真人を購入。とりあえず冒頭40pの麻生政権の章だけ読んだんですが、本当に「実際にはうまくやってた麻生をマスゴミが無根拠なバッシングで引きずり落とした」ってだけってこともないだろうとは思ってたけど、では実際にはいかなる力学が働いてああなったのかは分かってなかったので目からうろこでした。
麻生内閣の権力基盤って選挙の結果でもなく政策への支持でもなく、ただ小泉郵政選挙の結果を安倍・福田から継承したというだけで、その時点ですでに十分民主政治上の正統性を問われるに値すんのに、さらにその麻生が自分でその郵政民営化を否定し出しちゃうんだから自分で自分の唯一の権力基盤を否定していることに他ならない訳で。
当然怒り出す小泉との手打ちも自分で流してしまうし。こうやって書くと鳩山にも負けないくらいの醜態な気もしてくる。
鳩山は単に自分の理想論を本当に実現できるだけの知識と政治的指導力を持っていなかったから退陣するはめになったのであって、何をしたいのか自分でも分かってないというわけではなかったし、自分で自分の支持基盤や権力基盤に喧嘩売っちゃったりはしなかった……はず。
いやまあその「知識と政治的指導力のなさ」加減も大概だし、退陣後に自分とこの政党の閣僚の背中を後ろから撃つとか鳩山は鳩山でかなり目も当てられないことしてるのは事実ですが。
まあともあれ、いい本買ったなと。
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リアリティってなんだろ

自分の過去ログなど読み返しながら。

やっぱり10年前と今だとだいぶ考えてることも違うんですよね。
その頃はそれこそ(押井的な現実の模写という意味での)リアリティ死すべし慈悲はない、くらいに思ってたんですが、今は「本当にただエンタメ的にそのほうが面白いから、ってだけで作劇されてもそれはそれで萎えるよな」というところです。

ただ追求すべき「リアルさ」というのはつまり「作劇上のリアリティ」、言い換えるなら説得力をどこまで持たせるかであって、現実をどこまで精密に模写できるかを競えという意味ではまったくないっていう点では全然同じ心境のままとも言えますが。

それはともかく、例えばこれ、「デザイン的にもう行き詰まってるし、いっそ路線転換して」という理由で次のマクロスでVFが戦闘機ではなく動物に変形しちゃったら、まあそれはやっぱりどう考えても俺は受け入れられないだろうなあと思います。
メタ的な製作の事情だけで考えればそれくらいの超豪快な路線転換も大いにありうるとは思うんですが、ファンとしてはそれはマクロス世界で成立しうるデザインではないという作劇上のリアリティがないものにしかならないだろうし。

そういう意味ではOGの「告死鳥戦記」はこの作品でのレビューでも書いたけどわりとうまいとこついてると思います。
マクロスや宇宙世紀ガンダムでは中二病すぎて作品世界に馴染みようもない話だけど、OGなら結構問題なく作品世界に溶け込める。

作劇上のリアリティという意味では今絶賛してるのはArk漫画・南瓜鋏・オーフェン4部なんだけど、やっぱりこいつらは「架空要素を抱えた世界のならではの話」というのが大きい。
中世封建社会をテクノロジーだけWW1前後くらいにまで進化させたらどうなるかを描いたパンプキン・シザーズ、先天性にのみ依存してなるかなれないかが決まる魔術士という存在がいるとどうなるか、魔術というものがあるとどうなるかをとことんまで突き詰めたオーフェン4部、モビルスーツがあってそれで戦争を繰り返してきた宇宙世紀の内実を描くArkのガンダム漫画と、海洋封鎖されてしまった世界を描くアルペジオ。

これが実在しない要素を抱えていながら社会描写や政治描写がなぜか現実そのまま、だと萎える事この上ない。
結局人間が描く以上現実を参考にするしかないのはそうなんですが。

あと困るのは単純にその世界の中の出来事として見ようとしても合理性が見い出せない描写ばかりの作品。
まあわりとガンダムとかでもそういうの結構あるんですが。現役の軍人なのに同時に議員のブレックス准将とか。シビリアンコントロールどこいった。
宇宙世紀は現実世界の延長線上にある世界観なので(この「現実世界の延長線上にある世界観」というのは実は「リアリティ」を考える時、どこまで現実の概念が通用してどこから通用しなくなるかが非常に曖昧になる、ものすごく考える時面倒な設定なんですが)当然シビリアンコントロールの概念も受け継がれているはずで、なにゆえそれが死文化したのか分からんのだよなあ。そのうち外伝漫画で補完されそうな気もしますが。

とりあえず「創作のリアリティは難しい」ということは今も昔も強く思います。