「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「パンプキン・シザーズ 岩永亮太郎」18

・絶対的な正しさを保証されたキャラがどこにもいなくて、みんな必死で何が正しいのかずっと追い求め続ける作品。
こういうの好きだなぁ。

・なんで旧ペリオン領を放棄しろという要求がまずいのか、「テロリストの要求に答えるのは面子に関わる」以上のきちんとした、答えたら致命的にまずい理由がちゃんと用意してあって非常に感心する。確かにあれはやばい。
ここまで考えてこのテロやったのかよ蠍。

・ひたすら「国家公務員」としての「戦災復興」のありかたを考え続ける少尉、ただ漠然とした「敵にも敵の事情がある」という通り一遍のキレイ事以上のことをしっかり考えててさすがだなあと思うけど、でも前巻といいもう本当に英雄として救えるものは可能な限りなんでも救いたいマシーンとしての道を突っ走ってるようにしか見えなくて前途不安。

・連載時はグラフィアスの連中、あまりに目も当てられない殺され方でここまでしなくとも、と思ったけどまとめて読むと「男と女で轢き殺した時の感触が」なんて話題で盛り上がってる連中だし因果応報かなとも思える不思議。
ただ少尉が「帝国の占領政策がきちんとしてればそもそもあいつらがこんなことするような事態にはならなかったんじゃないの」と言ってるシーンとオレルドが「お前らこんなことしてガキと母親泣かせてそれで満足なのかよ」と言ってるシーンが同じくらいの大きさで描かれてるのを見るに、蠍の連中は被害者なのか加害者なのかどっちなんだっていうのは作者はこだわってなさそうですが。

・ジャス子はついに死んでしまったけど、それでも本懐を遂げられたのは良かったと思う。
熱血ナースも救ってくれたし、あのジャス子が救った子供も幸運にして親が生きてたし。

・それだけにマーウィンェ……となりますが。
でもあの重傷者はどこかと聞かれて知らんと答えたのに実はそいつと一緒にいたところを目撃されていたというの、「お前なんであの時知らんとか嘘ついたの?」って話に当然なるだろうし(ましてその時重傷負ってたんだから)このままいけば社会的に破滅するよな。

すんげえ面白いんだけど伍長といい少尉といい明るい未来が見えてこないのは不安。
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「国家緊急権」橋爪大三郎

本文自体は有事法の議論を見てきた人間なら特に目新しい話はない。
価値があるのは付属資料の各国有事法制条文と日本政府による有事法への各種国会答弁。

どういう事態が「防衛上の緊急事態」かという定義を可能な限り細かく固めている上、悠長に議会の審議を経ている場合ではない奇襲攻撃への対処へもできるだけ隙間なく対応できるよう定められ、その上有事による政府権限の拡大は時限であり時間が経過すれば効力を失う旨と議会による政府の有事対処のための行動への失効手続もきちんと定められているドイツの有事法はさすがによく出来ている。
一方で有事における権利と自由の制限を堂々と法律に盛り込んでいる上、議会は大統領の非常事態対処に対していっさいタッチできず、有事対処はすべて大統領の専管事項になっているロシアも違う意味でさすがの一言。

ただ少なくともドイツ有事法の解説はこの本だけだと不完全なので(各平時の法律が有事になるとどのような適用除外規定になっているのかといった解説がない)「防衛法研究」のバックナンバーをあわせて読むのがベストか。

ためらいどれくらい僕を試しますか?

・艦これ、半年ぶりくらいになんとなく起動させて余ってた資材20個「このまま塩漬けにしても腐るだけだし、鈴谷と翔鶴型狙って一発やってみっか」と貯まってた資材(つっても10000ですが)でやってたら見事瑞鶴と鈴谷引けた。
翔鶴は出なかったけど……(代わりに瑞鶴が2回出た)
まあ結構な幸運ではあります。
ドロップで比叡も出たし、とりあえずこれで攻略のためだけに入れてた好きでもない奴外して、6隻全部好きなキャラで埋められるので多少はやる気になるかしらん。

・ハンタ、またえらく大風呂敷広げにかかってるけど畳み切れるのかなあ。どうせ10週かそのくらい、ある程度連載したら力尽きるんだろうに。

・アヴァランチエクシアのMB化に狂喜乱舞。
ダブルオーでさえあの密度になるMBでアヴァランチなんか出したらどうなるんだよ。

「魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(下)」秋田禎信 その4

・ラチェットが自分を犠牲にヴァンパイアを引きつけようとしていると見えた時、それでもラチェのところに駆け寄ろうとヒヨに
羽交い締めにされて制止されてるシーン、本人の台詞は一言も無いけどサイアンがどんな奴でラチェをどう思ってるのか端的に現れてるよね。

・カーロッタ、殺人に忌避感ないのは「背約者」でサルア兄をああいう殺し方した挙句その死体を弟の部屋まで持っていった挙句その弟の前に放り込むあたりでかなり強調されてましたが、かといって短絡的な快楽殺人者でもないし、トゥエンティ的な虚無主義者でもないらしい。
しかしそうなるとこいつなんなんだというのがますます深まるなあ。4部でも最初に出てきた時はただ駆け引きがすんげえうまいだけの非大物としか思ってなかったのに、まさかこんなに面白くなるとは。

・オーフェンでさえ狙撃拳銃装備した警官は10人以上いたら捌き切れないのに、それを20人以上同時に始末したトゥエンティさんなんなん。

・コルゴンはなんとか生き延びたから「また肝心なところで負けてる最強だ」というギャグで済んだけど、あれで本当に死んでたらきっついどころの話ではない。
まあマキの呼び方が「父さん役」から「父さん」に進化してたんでマキ的にやっとコルゴンに人間らしさを感じたのかな、とか思うけど。

・呼び方で言えばベイジットのイシリーンへの呼び方がごく普通に「義姉」だったなあ。

・マジクおじさん、壁抜け擬似転移とか発動後の構成捻じ曲げとか確かにすごいのはすごいが、本当にこれいまいち有用性はないような……
他にやることなかったのか?魔術構成理論を考えてたと言えば聞こえはいいけど、要するに妄想をえんえん繰り広げてたらなんかそんなのを思いついたっていうのと同じやん。

現実も忘れ 体目覚めるほど熱くする

・自分のツイートをリツイした人のTLをだらだら追いかけてたら福井晴敏版ハーロック(そもそも俺はそんなものあったこと自体知らなかったくらいにはアンテナ高くないけど)の酷評があって「ガンダムだけ書いてろ」とかいう言葉が踊ってたんですが、劣化黒富野+アナザーガンダム要素全カットの∀ノベライズでブチ切れた身(俺だけではなかったらしい)としては「すでにガノタが通った道」「何言ってやがる、ガンダムだって書くな」という感想ばかり浮かぶ。
今でもあれは許さない。お前が∀を見てそのノベライズとして書きたかったというのはあんなしょうもない話なのかと。


・https://twitter.com/childmannetwork/status/479597524043329536
「特に役に立たないように思えることとか、くだらないこととか、夢みたいなこととか、わずらわしいこととか、恥ずかしいこととか、失敗するとか。そういうのから逃げずに積み重ねていって本当のマンになるんでしょ」【愛と哀しみのエスパーマン】
このエスパーマンの台詞、「無謀編の抱腹絶倒ギャグを書いた人と同じとは思えんくらいつまらん」というレビューがついてたのを実際に見た時でもしょうがないかなと思えるくらいには薄味だったこの作品だけどすごくこれは印象に残ってますねー。
ただ、じゃあエスパーマンという作品を書いたことが秋田禎信という作家にとって無意味だったと思うか?と聞かれたら違うと答えるけど。明らかに異様に重くてやたら抽象的になってた東部編とエンハウの後に書かれた作品としては試行錯誤がかなり露骨に現れてて、その点では興味深い。
軽すぎるとは思う(その点はシャンクも、特に序盤)けど、その2つを書いたからベティを書けたと思うし、それがさらにその後に書いたオーフェン4部があんなに好調だったのに繋がったのは間違いないやろ。もし東部編・エンハウと同じ文体のままだったら脱落者はもっと相当数いたはずだし、かといってシャンク序盤やエスパーマンみたいな軽い話だったらそれこそ失望されてたろうし。
言い回しを簡略化しつつもボリーさんの「魔術と重力の話」や、スティングに間違えて挨拶された時サイアンが思い出した「ネズミ捕りの話」、ラチェットが語る「本物と偽物の違いとは?」みたいな哲学的な言い回しや比喩表現の巧みさはちゃんと生きてる。むしろパワーアップしてる。
本当に秋田禎信のファン(ていうか信者)やっててよかったなーっていうのがオーフェン4部まで読み終わった感想ですわ。


・艦これ、プレイしたのは半年くらいまえが最後だけどドラマCDは買ってるし、薄い本も集めてるという謎。
今回は如月・愛宕・榛名ではなく鈴谷本買いました。
外見といい言動といい、けばけばしいというほどギャルっぽくはなくいけど、硬すぎないという程度にはくだけてて親しみやすいという程よい気楽さが気に入った……つってもゲームでは手には入れてないんですが。
しかしモバマス本集めてるとしぶりんは表現しやすい(まあすごい細かく言うと大人びた雰囲気だけど顔立ちはわりと童顔で、固くかっちりと制服着こなしつつもピアスくらいはしてるというのはなかなかあまりこだわられてないなーとかは思うけど)けど、楓さんは人によって全然違うのね。
実際オヤジギャグをよく考えてるとか酒飲みとかクールでミステリアスとか大人びてるとか色んなパーツがあって、そのどれかが主体という感じではない(個人的には)のでこうなると思うんですが。すごい奇跡的なキャラ立ちだと思う。
ヘタしたらただの分裂症やろ、これ。

集団的自衛権と野党再編 週のはじめに考える

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2014061502000093.html
 野党再編の動きが活発になってきました。集団的自衛権をめぐる議論が具体的になると、議論は一段と加速するでしょう。国のあり方が問われています。


 民主党の前原誠司元代表は先に、日本維新の会を分割して新党を結成する橋下徹共同代表との合流について問われ「(合流する確率は)100%」と答えました。


 その直前には、党内の保守系議員らと会合を開き、集団的自衛権の限定的行使を前提とする安全保障基本法案の骨子を発表しています。前原氏は離党を織り込みつつあるようにも見えます。

腰が定まらない民主党


 野党再編の動きは、みんなの党の分裂劇から始まりました。その後、日本維新の会が石原慎太郎共同代表のグループと橋下氏のグループに分裂し、橋下グループはみんなを離れて結成した江田憲司代表が率いる結いの党と夏に合流し、新党を結成する方針です。


 これで終わりではありません。橋下氏は前原氏らを念頭に、民主党の一部とも合流を目指す方針です。石原氏はみんなの党との合流を模索しています。


 にわかに激しさを増してきた野党再編の背景には、何があるのでしょうか。それは憲法を含めた安保防衛政策をめぐる考え方の違いです。


 民主党内は集団的自衛権をめぐって考え方が割れています。ある賛成派議員は「固い反対派は党内の二割。賛成派も二割。残りの六割は様子見です」と語っています。


 割り引いて聞く必要はありますが、たとえば岡田克也元代表でさえ、国会論議冒頭で「私のスタンスは限定した事例で認めるかどうか、まだ態度を決めていない」と述べたほどでした。野党第一党なのに安保防衛の鍵になる重要問題で姿勢が定まらないのです。  

法改正で迫られる決断


 いま自民党は公明党の説得に全力を挙げています。連立政権の枠組みを守るために、与党の公明党と合意したうえで憲法解釈変更の閣議決定をしたいからです。


 ただそれは、あくまで政府の方針決定にすぎません。むしろ重要なのは、この後なのです。安倍晋三政権が解釈変更の閣議決定にこぎつければ、次は自衛隊法はじめ約十五本の法改正が待っています。早ければ今秋の臨時国会から審議が始まるでしょう。


 法律の改正となれば当然、国会の仕事です。これまで野党は政府の考え方をただすだけでしたが、法改正となれば、単なる議論では済みません。賛成か反対か、明確な態度決定を迫られます。


 そのときどうするか。前原氏の政治姿勢から考えれば、反対は考えにくい。もしも党が反対で一本化し自分が賛成すれば、離党を迫られる事態も十分に考えられます。そんな展開をにらんで先手を打ったのではないでしょうか。


 この話は前原氏にとどまりません。与野党を問わず他の国会議員も同じです。たとえば橋下・江田新党はどうするのか。橋下氏は賛成。江田氏は集団的自衛権の行使に慎重ですが、海上自衛隊による日本海での米艦防護など、実際の行動は「個別的自衛権の拡大解釈で対応できる」という考えを著書で明らかにしています。


 石原新党とみんなの党はもともと行使容認の立場ですから当然、法改正でも賛成するでしょう。


 いま難しい立場に立たされているのが公明党です。もしも政府の解釈変更に最後まで反対するなら、全会一致が原則の閣議決定ができなくなるので結局、連立政権を離脱せざるをえません。そうなれば、野党になって法改正にも反対するでしょう。


 集団的自衛権のような重要課題で国会議員一人一人が立場を明らかにする。その過程で政党が分裂する。与野党の枠組みさえも変わるかもしれない。政界大激動ですが、国民から見ると、実は望ましい姿です。そういう再編を経て、選挙で支持する政治家や政党を選びやすくなるからです。


 「あなたの党は集団的自衛権をどう考えるのか」と問うて「私の考えは党とは違う」では納得できないでしょう。そもそも根本的な考え方が違うのに、一緒にいるほうがよほど不健全なのです。


 議論が再編含みなのは、それだけ真剣勝負とも言えます。それでもまだ核心に迫っていない。

政治の筋を通す再編に


 日米安保条約は日本だけでなく韓国を含めた極東の防衛にもコミットしたうえで、国内に米軍基地を置いています。日本は朝鮮半島有事で米軍が日本の基地を使うのを認めるでしょう。それ自体、集団的自衛権の行使になることはないのか、議論があります。


 党の方針より前に、まず与野党議員がそれぞれ自分の考えを鮮明にしてもらいたい。その結果、野党再編が進んで、掲げる政策に筋が通るなら政治の前進です。


結論から先に書くと、「制度や運用実態といった環境の時点から、政策理念による政治にならないように仕向けられているのに、そこを無視してただ結果だけ良くなることだけ期待してもまったく無意味で、そんなものは確実に無駄な期待に終わる」。
比例代表制は非拘束名簿式で行われているが、これがそもそも他の候補者の知名度に頼って票を集めるシステムなのだから、これが廃止されない限りは日本の政党はただ選挙の時に票を集めるための集票装置としての役割が一義的にならざるを得ない。
そもそも参院衆院問わず日本の選挙自体、今でも政策集団としての党本位ではなく候補者個人の知名度による個人本位で行われている。
そしてその政党は党議拘束がきわめて強くかけられている(何しろ「党議拘束への違反者が大量に出た法案」という項目が「党議拘束」のwiki解説にあるくらい党議拘束が守られないのが異常なことと受け止められるような運用実態になっている)のだから、時には真っ向から背反するくらいに意見の違う者同士が集まっている者たちの集団としてまがりなりにも一律的な党としての結論を出そうとすると、結局誰にとってもそれなりに満足できる、どうとでも解釈できる玉虫色の結論にならざるを得ない(少なくとも特定の結論を強く打ち出すことはほとんど不可能になる)。

少なくとも厳しい党議拘束という日本政治の慣習と、比例代表区拘束名簿式という選挙制度の2点を改善しない限り政策本位の政治にはなりようがない(逆にこれらを残したまま政策本位の政治になったらそっちのほうがよほど理不尽でありえない)。

だいたい、安全保障政策を巡って現実主義派の議員と護憲平和系議員で各政党内でもめるたびにこんな記事は何回も何回も書かれてきたはずなのに、それでも何も起きなかったにも関わらず相変わらず同じような記事を書く意味はなにか。

斬新ではある

倉山満の話をもう一つ。
こいつの書く歴史がどういうレベルのものなのかを端的に表す部分として、書き忘れたものが。
「『統帥権の独立』の解説を書いて、山県有朋の名前がほとんど出てこない」
延々と大隈重信らが軍事を弄んでどうたらこうたらという解説ばっか続いて、肝心の山県有朋の名前はほとんど出てこなくてただ最後「山県はそうやって軍事が政治に壟断されたら困ると思って」と統帥権の独立を導入した、と書いてあるだけ。
2014年にもなってそんな本書いた挙句一般流通させる度胸は本当に凄いと思う。俺だったら恥ずかしくてできない。

そもそもあの界隈の天皇敬愛とかもめちゃくちゃだし。
単純に天皇の意志を尊重すべしってなると昭和天皇自身も認めた天皇機関説への賛意の否定で天皇の意志の否定になるけど、じゃあ天皇の意志なんかどうでもいいってなったらそれは今度は単純に天皇制への不信任案でしかないし。
もう何をどうすることが積極的に天皇を敬愛していることになるのか、誰にもわからなくなってるし多分誰もそんなこと本気で考えたこと無いと思う。

靖国参拝も同じようなもんで、昭和天皇が(特に)白鳥と松岡の祭祀に不快感を示してやめたものをなんでやるのが愛国なのかって話だし、現状だと参拝するのは戦死者への畏敬だけど、同時に本気で崇敬していたわけでもないであろう天皇の権力だけを傘に来て行動した挙句大日本帝国を滅ぼし、その戦死者が戦死するはめになった奸臣に頭を下げに行くこの上ない反日行為でもあるという大矛盾。
(しかし富田メモ、秦郁彦が本物だろうと結論下したものに櫻井よしことか高山正之ごときがケチつけたところで誰か真に受けてくれる人いると思ってるのだろうか?)

もう自分は政治的カテゴライズでは愛国者と呼ばれる人たちに属していますアピールにしかなってない。
本当の愛国って何よ?という話。

馬鹿の縮小再生産

「佐藤栄作が防衛費削って以降日本の自衛隊の航空戦力は韓国台湾北朝鮮以下になって現在に至る」
「ソ連とイギリスと中国と戦う片手間にアメリカと戦争して、それでも勝ちかけた」
「アメリカは常に相手より多い数で戦う、だから太平洋戦争はアメリカが勝った」
「一騎打ちでは誰も勝てない世界最強の日本陸海軍」

というような文章を書いて自分の歴史の本として本屋で売らせる倉山満とかいう人、厚顔無恥ということでは渡邉美樹に並べてもいいと思う。無自覚なセルフ公開処刑趣味者としか。
そんな本にどんな読者がつくかっていうと2012年発売の本に「この本でコミンテルン陰謀説を初めて知りました」と尼で星5つつける人とか、マッカーサーが自分で押し付けた日本国憲法無視してレッドパージしたと言ってる下記のような人なわけですが。


日本と本と猫と 倉山満「帝国憲法の真実」 感想



ところでこっちの本には「日本の文民統制はただひたすらサディスティックに自衛隊を縛ることのみを考え続けてきた」ってあった(ただそういう側面があったこと自体は否定しない)けど、傍証が一切なくてただ筆者が突然そう結論づけてるだけなの、逆に凄い……というかこいつの本はすべてそうなんですけど。
ここまで来るとそんな本書く奴より、そんな奴が書いた本をそのまま真に受ける奴のほうがなんなんだという感じになってくる。

「魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(下) その3

・またクレイリーの話。
オーフェンにとっては、汚職癖にしたって極端にやり過ぎる奴ではないというか、オーフェンがあえて見過ごせなくなるラインを踏み越えてまでやる奴ではないという意味で信頼できる範疇だし、要するに「すごい精神力のある、重用と信頼に値する部下」だったんでしょうが(仕事上使わなけりゃならないけどひたすらどうでもいいとか思ってたら最後裏切られた時こいつの前で見栄をはるかどうかと考えたりしないだろうし)、クレイリーにとってのオーフェンはどんな奴だったんだろう。
個人的忠誠心だけで付き従ってたわけではないのはラストの裏切りで示されてたけど、じゃあ個人的忠誠心がまったくなかったのかとなるとそれも違う気がするし。

・チート合成人間をあそこまでズタボロにして自爆攻撃までして死んだブレイキング・マシューさんはまあ本人は満足できる死に方だったんではないかと。
あそこまで破壊されたら普通は即死するかもうちょっと時間かかるかはともかく確実に死ぬだろうし。それが死ななかったのは物理破壊に対しては無限再生するゴーストだったからってだけだし。
あの人本当に強い奴と戦ってブチ殺せればそれでいいやと思ってたとしか思えないし。そんな奴でも採用される戦術騎士団って本当に人いなかったんだなあ。
「秘密を守るためには基準を下げるわけにはいかなかった」のにこんな奴がいるっていうの、要するに魔王術まで使えてかつ政治的に絶対黙秘を貫ける奴ってだけでも十二分すぎるくらいに貴重なのに、その上人格的円熟まで求めてられるかってことなんだろうけど。
ところで全く出番なかったシスタさんはクレイリー魔術士団とエドとどっちについていったんですか。

・今回地味に印象的だったのはかつてはお前無能だろと人から言われたら顔真っ赤にして怒って否定したコギーが普通に自分で「実務は苦手なのにペーパーテストだけで通って」と語っていたこと。
彼女なりにあれから20数年、いろいろあったんだなあ……と感じる台詞でした。
でも言われてみると確かにコギーの人生って毎回びっくりするくらいヤバゲイベントは見事に回避して生きてきてるんで、彼女がいつかツケ払う日が来るんじゃと恐れる気持ち分かる。
逆算するとサイアン誕生はデグラジウス戦終わったあとだし、キエサルヒマ内戦も直前で貴族連盟と関係ない組織に行ったから何も関係なくいられたし。

・サルア、市王てこんな規模の小さい、情けない響きの王様なかなかいねーよ。

・でも原大陸の政治アクター、あまりに突拍子もないことしだしたらオーフェン介入してくるだろうと(オーフェン本人の思惑とか希望とは関係なく)思ってるだろうから戦々恐々というか恒常的なプレッシャーだよなこれ。
まあオーフェンはよほど極端な悪政でもない限りは介入とかもうしたがらないだろうけど、介入する気になられたら誰にも止められないからなこれ。

最強ロボット(サイキョーサイキョーサイキョー

・ついに ねんがんの アストロノーカサントラ をてにいれたぞ!

いやー本当に長かったです。
いつもいつもヤフオクやマケプレのプレミア価格を確認してはため息を付いてブラウザそっ閉じを繰り返してきたけど(同じようなことを超合金YF-29でいつもやってるけど)、いかんせん再版を望めない以上この先は価格釣り上がって行くだけかなと考えて思い切ってオクで購入しました。25000円也。
いい曲ですねー、縁側の曲。ノーカの曲だけはある。
と言いつつゲーム本編はクリアしてないんだよな……

・モバマス、楓さんの本集めてるけどこの人のデレって結局どういうのが一番しっくり来るのか難しいなあ……
「楓さんと遊ぼう」シリーズが一番今んとこしっくりくるけど、多分これ最初に読んだのがこの本という刷り込み効果だろうし。
思えば友人にあの本買ってくれと頼まれたのが高垣楓さんと出会うきっかけじゃった。
DL販売がすごい早い上廉価なのでとても良心的です。楓さん以外のアイドルもたくさん出てくるのも良い。

・ソードマクロスキャノンって響きすっごいカッコいいんだけど、ところでこれ別にマクロスキャノン使わずに手刀でやるのと何が違うんだろ。

アングル:潜水艦めぐる日豪協議、年内の締結視野も課題山積

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140529-00000026-reut-bus_all

[東京/キャンベラ 29日 ロイター] - オーストラリアが関心を寄せる日本の潜水艦技術をめぐり、両国間の協議が本格的に前進する可能性が出てきた。防衛装備品の共同開発に必要な、政府間協定の年内締結が視野に入りつつある。エンジンを供与するだけでなく、日本が船体の開発にも関わる案など、具体的な話も聞かれるようになってきた。ただ、日豪ともに国内での調整課題が多く、実際に計画が合意に至るには、なお時間がかかる見込みだ。

アングル:武器輸出の新原則で海外進出後押し、競争力欠く日本製

<豪との安保関係を強化>

両国は6月に東京で外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)を開催、7月には安倍晋三首相がオーストラリアを訪問し、アボット首相と会談する。オーストラリアはかねてから日本の潜水艦技術に関心を示し、両国は実務者級の協議を進めてきたが、この2つの会合を通じて話し合いが一気に進む可能性が出てきた。

日本の政府関係者によると、潜水艦を念頭に、防衛装備品の共同開発に必要な政府間協定を年内に締結することも視野に入れているという。

アジア太平洋地域で中国が台頭し、米国の存在感低下への懸念も意識され出している中で、日本は防衛装備品の輸出や共同開発を通じ、オーストラリアとの安全保障関係を強化したい考え。「オーストラリアはアジア太平洋地域で最も相互依存が進み、信頼できる国のひとつ。防衛技術を供与できない理由が見当たらない」と、別の関係者は言う。

日本は4月に武器の禁輸政策を見直し、一定の条件を満たせば輸出や他国との共同開発を認める防衛移転三原則を導入した。第一号の主要案件は新明和工業<7224.T>の救難飛行艇「US2」のインド輸出とみられていたが、「オーストラリアとの協議の方が、追い越してしまうかもしれない」と、前出の政府関係者は話す。

<条件に最も合う日本の潜水艦>

ディーゼルエンジンが推進力の潜水艦6隻を配備するオーストラリアは、2030年代初めまでに代替を計画。長い海岸線の警戒活動を強化するため、現在の「コリンズ級」より大型の排水量4000トンクラスを導入することを考えている。

ドイツやスウェーデンなど複数国の潜水艦が候補に上がる中、オーストラリアが目を付けたのは川崎重工業<7012.T>と三菱重工業<7011.T>が手掛ける、日本の「そうりゅう型」。ディーゼル、4000トンクラスという条件に唯一合致する。

オーストラリアは静音性と長期間の潜航能力に優れるエンジンにとりわけ関心を示しているが、同国には潜水艦の建造能力がない。複数の関係者によると、船体の設計や建設に日本がかかわる案も浮上しているという。

オーストラリア側からはオースタル<ASB.AX>などの造船メーカーや、潜水艦を維持管理している政府系のオーストラリア潜水艦企業体、同国の防衛産業とつながりが強い英BAEシステムズ<BAES.L>などが参画する可能性があると、業界関係者は話す。

<中国か日本か、岐路に立つオーストラリア>

しかし、実際に両国のメーカーが計画に着手するまでには難航が予想される。第三国へ輸出する際に事前同意を求めるなどの政府間協定は、あくまで防衛装備品の共同開発を可能にするための枠組み。それが締結されて初めて、具体的な案件について検討を開始する。

日本は防衛装備品の輸出ルールを見直したとはいえ、いきなり潜水艦という武器性の高い装備品を他国に移転することに対し、国内で反発を呼ぶ可能性がある。

また、機密性の高い潜水艦の技術を提供することには、自衛隊の中で慎重論もある。日本自身が潜水艦の増強を進めているため、オーストラリアに協力できる技術者の不足を懸念する声もある。

「速く進めていくのは難しい。徐々に協力を拡大していかざるを得ない」と、日本側の関係者は言う。

一方のオーストラリアでは、380億米ドルと試算されるプロジェクトをどう国内経済の活性化につなげるかが課題として浮上している。エンジンだけを日本から調達し、雇用創出のため建造は独力でやるべきとの声もある。

さらに、経済的な結びつきが強い中国との関係が計画に影を落とす。親中だった前政権と打って変わり、昨年9月に就任したアボット首相は日本寄りで、4月の訪日時には安倍晋三首相との親密ぶりをアピールした。

だが、1995年から2000年まで国防副次官を務めたオーストラリア国立大学のヒュー・ホワイト教授は「潜水艦のような機微な技術で日本と組むと、日豪同盟への布石だと中国から警戒されるリスクがある」と話す。「30年後の日本がどのような国になっているか、オーストラリアには賭けだ」。

(久保信博、ティム・ケリー、マット・シーゲル 編集:田巻一彦)


もともとこの潜水艦の技術移転っていう話は日豪間にはあったし、日豪防衛協力の深さは以前に雑記で触れた通りで、そこから考えるとなるべくしてなるものがようやくなったというだけ。
つまり、今日豪間で防衛協力するなら必然的に中国の海洋進出が問題になり、それに対処するにはシーパワーの強化が必要ということになるわけで、そのために何が出来るかというと日本がオーストラリアに海空軍技術を提供するのが一番
効果的で、さらにその中でもっとも具体的ななのはそれほど数多くはない潜水艦の完全国産化を今も保っている日本がその技術を提供することで、と順に考えていくとこうなる。
幸い日豪防衛協力は潜水艦の技術提供くらいはできる程度には深いし、オーストラリアはそういう先端技術を提供しても問題なさそうだと第一印象で思える程度には政治的にも安定している国だ。

むしろ問題はこれが戦後、経済的側面からの親中路線と安全保障的側面からの親米親日路線の間で揺れ動いてきたオーストラリア外交の親米親日路線へのひとまずの再選択とみなしていいのか、それともそこまで単純ではないのかが気になる。

「魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来」その2

女神来なかったじゃんこれっていう今更のツッコミ。
まあ「我が庭に響け銃声」と言っておいて銃声響いてないじゃないかということもありましたが。

・カーロッタの話。
滅びが必ず来ることを確信している彼女ですが、エッジとの問答
「そんな確信があるのが狂っている」
と言われて答えが
「あなたは永遠に生きるつもり?」
これ、一見答えになってないトンチンカンな回答に見えて最初俺もそう思ったんですが、よく考えてみれば俺だって現実において太陽系は必ず滅びると確信してるわけなんですよね。でも狂ってはいない(まあ少なくとも主観的には。客観的にどうなのかってなると、あんまり自信ないですけど)
つまりいつか滅びは必ず来るんだけど、そんな具体的にそれはいつのことなのか考えるだけアホらしいくらいどえらい先の話を心配してもしょうがない、という。
これって2部でオーフェンがアイルマンカー結界を破壊した時に言ったことと奇しくも同じことを、そのオーフェンの宿敵になったカーロッタが言ってるんですよね。
ただ「行き詰まっているからそれを壊すために女神が来る。行き詰まってさえいなければ来ない」
この台詞を聞くと単純に女神再訪で世界の破滅を本気で望んでいる破滅主義者というわけでもなさそうで、結局カーロッタは本心では何がしたかったのかまだ読み込まないとよくわからんな。

・完全にラッツベインの片思いのようなパンプキンですが、クリーオウにお前ら外でやれと言われてほんとに一緒に外に出て行くあたりそうまんざらでもないのか、それとも単にフィンランディ一家の人間の不興を買いたくないというパンプキン得意の政治的配慮というやつなのか。
まあでもこれで完全にラッツベインがパンプキンとくっつける余地はなくなりましたが。魔王の娘と大統領の息子がくっつくのを誰が許すのかと。
(サイアンとラチェにも同じことが言えるけど)

・でもそのラチェ、普通にサイアン大好きじゃないですかこれ。
サイアンの片思いなのかなーと最初は思ってたのに
「サイアン置いて逃げるわけないじゃん」
「(サイアンに)学校行けば会えますし。他に学校行く理由もないですけど」
「ごめんねとか助けてとか、言わなくても分かりそうなことは言わなかったけどそれ違ってたかなとか」
一番ラブくさいのお前だよ!
というか、あの状況でサイアンに助けてと言っても彼に状況を打破する技能も経験も能力も当然ないわけで、そんなことはラチェットにだって分かり切ってるはずで、それにも関わらず浮かんだ言葉がこれなのは、つまりラチェにとってのサイアンってそういう存在なんだろうなあ。
「パン買ってきて。あ、わたしはいらないからどこかで食べてて」
「『ねえ、ぼくらってなんなのかな』といちいち分かり切ったことを聞きたがる」
「(サイアンに会うということ以外に)他に学校行く理由もないですけど」
最初は本気で邪険にしてるとばかり思ってたのに実は……という。でも「言わなくても分かってくれるよね?」だから本当はツンデレですらなくてデレデレやん。
あとどうでもいいけど当初ラチェットは自分を犬だと思って育ったっていう話、なんか興奮する。

・ティッシの話。
2部までは本気でオーフェンとくっつかないかなと思ってて結局ラッツの母親クリーオウで確定した時は結構無念だったんですが、我が子が物心ついた時には「自分には母の愛は買えない」と悟らせていたというのにはガチでドン引きだし正直個人的に創作でトップクラスに許せないキャラリスト入りだわ。
確かにキャラクター的にはむしろそういう母親にしかなりようがないようなキャラで、これで逆に良妻賢母になったほうがよほど不自然ではありましたがね……
まあ俺が母としてのティッシを許せないのは自分もベイジットと同じ先天的な劣等性を与えられてる身なのでこのあたりの話を「創作の出来事」として割り切れないという俺の勝手な事情ですが。


・魔王術士でありブラディ・バース並みの術者であるラッツベイン、自称ダミアンやケシオン、ヒュキオエラに負けない超一流の白魔術士(まさかこの期に及んでこいつらの名前が出るとは、特にヒュキオエラ)であるラチェットに比べていまいち目立たないエッジ……と思っていたら構成を二重に編んで攻撃するとか地味に強力なんですが、こいつも。

・「未来なんてものは俺が品定めするもんじゃねえ。こんなことが俺の師匠も分かってなかった……いや、分かってたのかな」
個人的には分かってたと思います。
チャイルドマンはキリランシェロに対して
「成長し、大人になれば、やがて世界を背負える超人になれるか?その問いにも答えを出せるようになるだろう」
と評していたんですよね。
「成長し、大人になれば世界を背負える超人になれるだろう」
とは言ってない。この微妙なニュアンスの違い、秋田らしいところだと思う。

・マヨールのゴキブリ術、今度は敵と敵をその場で強制合体させてぶっ殺すとかいうごっつエグい使い方されてるんですが……
魔王術に隠れて目立たないけど何気に相当極悪な気が。少なくとも物質崩壊だの自壊連鎖だのよりよっぽど実用的で効果的だろ、これ。

・施条銃、普通に4部世界にもあったのね。
革命闘士が使ってないのはあれ自体を用意するのとあれを使うために必要な弾丸と安定薬を調達できるだけの財政的な基盤もなければ、どこかから(組織的に運用できるほどの数が)手に入れられるツテがあるでなし、かといって自分らで作れるほどの技術的な基盤もないという懐事情の問題かしら。

・オーフェンとベイジットの比較の話。
似てるけど決定的に違う点がひとつ。
オーフェンは無謀編の時点でさえもう「俺のほうが間違ってたのでは、俺は逃げてるだけなのでは」と考えてたし本編開始以降はずっと苦い思い出として残り続けたけど、ベイジットの場合本当に家を飛び出してからそのことを後悔している様子がマジで一度たりとも出てこなかった。
まあベイジットがあんな家庭を懐かしむ理由なんてカケラもないし当然ではありますが。

・シマスの話。
なんでシマスが動かなくなったのかって、全能になっちゃったから何もしなくなるってことなんだな。そういやこれオーフェン世界の本来の神々の定義である「全知全能にして零知零能」とイコールやな。あとシャンク世界で言う「無限可能性=無限不可能性」。
で、鋏を抱えたまま動かなくなったのはそのシマスを唯一殺せるのが鋏だから、シマスにとっての究極の安全はその鋏を自分の体に隠してそのまま動かないこと、という。
ただこいつがカーロッタに従っていた理由はわからん。もっと読み込もう。

・いくつか放り投げられた伏線も。とりあえずスウェーデンボリーが巨人種族に魔王術を使わせていた4つ目の理由ってなんだったんだろ。絶対ろくでもない理由ではあると思いますが。

国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議

その第一回の配布資料、日本の国立公文書館の現状を説明した資料の中から。

http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/kentou/20140516/siryou3-4.pdf

各国国立公文書館の規模比較早見表。
一応私は瀬畑氏の本でほぼ同じものを以前見たことがあったが、何度見ても暗澹たる気分にさせられる。
英米に情報公開で劣るのはもうしょうがないと諦めるにしても、20世紀にもなって軍政が敷かれていた国で、しかも未だに儒教的血縁主義の弊害が深刻と言われ、F-15Eを導入してもタキシング中にマンホールに引っかかって壊すような国にも劣る(それも人員数・床面積ともに1/10というレベル)というのは恥ずかしいの一言に尽きるというか、情報公開制度の恐るべき貧弱さと、未だに警察の取り調べ全面可視化&弁護士立会いのめども立たない司法取調制度の前近代ぶりを見ていると「中世ジャップランド」というネットスラングもなんの根拠なく、実態とは関係のないところから生まれた言葉(例えば「戦争利権による軍需産業の陰謀」の類のもの)とは思えなくなる。

この世界はほら いつでも、君のもの

クロワーゼのサントラ聞きながらファインマンの自伝を読む休日。
睡眠障害がひどかったので休日のこの時間はいつもずっと寝てたのだが、自分で作った昼飯食ってネットサーフィンして買い物してもまだ5時前 昼間に起きられると休日ってこんなに長くて有意義なのね。

・ファインマン先生は「詩と物理学の関連を述べろ」というからかいの命題を出されて延々とそれを解説した挙句「今ぼくは詩と物理の関連を述べましたが、こんなのはどうとでもこじつけられますし、物理とだけでなくどんな分野でもなんとでも類推できます。そんな類似をでっちあげても無意味だと思いますね」と言ってしまったそうですが、この台詞だけで日本のサブカル評論の8割は皆殺しにできるんじゃないの。

という話をたれ氏にしたら「それ8割で済まない」と言われましたよ。まあエヴァ以来確かに「で、この評論の結論はどこなんだよ」っていうのがやたらと多くなった印象はありますが。
あれで誰か納得してるとも参考にしてるとも思えないし実際してますと言ってる奴も見たこと無いけどなくならないふしぎ。


・SAKIMORIのキャラソンを検索しようとしたんだけど、「マガノイクタチ」「命七乱月」とか似たような名前は出てきても肝心の名前が出てこない。
しばらく唸り続けてようやく天羽々斬だと思い出せました。「アストレイの武器」で覚えてたからどうしてもマガノイクタチのほうが先に出てくる。

「ジョニー・ライデンの帰還 8」Ark-performance

最初にこの漫画読んだ時から思ってたけど、ゴップのキャラ付けが面白いんですよねえ。
地位と権限を悪用しまくってる俗物だけど、単純に世俗的な欲を満たすためだけにしか職権を使ってないのかといえばそうでもなくてむしろ本来の職務上の理想に対しても忠実っていう。
他に当てはまりそうな奴なかなかいない。オーフェン4部のクレイリーくらいか(逆に言うとクレイリーもあいつに似ている奴というとこの作品のゴップくらいしか思いつかない)

オクスナーに相対して

「今、私の愛娘が今戦場に赴こうとしているのでね。分前とはいえ父親になったからには、私も私の戦場で戦って見せねばならん」
「君の野望が私の理想に勝るのか……私の理想を超える世界を望むのなら、私は喜んで地位と名誉を提供しよう」「私を退けずして先はないぞ?」
「私も私の傀儡に成り下がるような男はもう間に合っている」

やばい何この政治的超大物(小並感
対するオクスナーも安直な破滅主義者のようで本質的には極めつけの理想主義者というのが面白い。

これにかぎらずArk漫画はGジェネに出てもっと知名度上がって欲しいけど、政治劇要素多すぎてGジェネには致命的に向いてないんだよなあ。
「暗殺計画」なんて最後の親衛隊vs首都防衛大隊の部分だけやってもしょうがないけど、でもGジェネ化しようとしたらそういうふうにしかなりようないし。
この作品のジャブロー強襲戦もミノフスキー粒子下で通信つかえねーしGアーマー爆撃型は脚短いから気をつけろよーとか足場緩いぞーとかそういう制約の中での戦闘だから面白いけど、Gジェネというゲームに落としこんだらごくふつうの戦闘マップになってしまいそうだ。
「あれ?今ビームの色違ったぞ、これは射手が複数いるのかそれともライフル持ち替えた?」とかGジェネで再現しようがないし。