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「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12」聴猫芝居

ネトゲもの(それもSAOみたいなSF的なものではなく)なのでネットスラングガンガン入れてもなんらおかしくないってのはうまいとこ突いたなと思いつつ。

こいつらホント仲いいよなあ。それでもいつか別れは来るかもみたいな話もありましたが。
アニメBD特典のキャラコメ見てても感じるんだけど、ルシアンはアコがいなくても他の面々とも気が合って一緒に遊んでるし。アコもルシアンいないとこでも遊んでる感じがちゃんとあるというか。
ただ時々ルシアンがシュヴァインのこと本名で呼んでるのは大丈夫かこれってなる。

あんまり書くことないんですが、良い意味で書くことがないというか話に起伏をつけるための無理やりシリアスがないってのはこんなに気軽に読めるんだなっていうか。
本当に純粋にネトゲを楽しんでる感があっていい。実際のネトゲプレイヤーから見て違和感のないゲームであるのかどうかはわかりませんが。

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」聴猫芝居

まずこれ、ネトゲのギルメンが主人公のルシアン以外全員女だった!という男にとってのご都合主義的なハーレムラブコメになるのかなという導入なんですが、実際にはむしろ女性陣(特にメインヒロインのアコ)にとってご都合主義的な展開だったっていうギャップが面白い。
どうしてもゲームが下手でいつまで経っても上達せず、やがて一緒に遊んでくれていたプレイヤーもアコを見捨てていくけどルシアンだけは絶対に見捨てなかったというのは惚れる上で非常に説得力ある。
それでルシアンはただアコの世話を焼かされるだけで損しかしてないのかというと、「こいつとは気が合う」「なんでもないことで話が盛り上がる」「癒される」とルシアン側からの好感度も高いという。

基本ルシアンはアコ一筋で他のヒロインにコナかけないので、ヒロインレースにまつわるあれこれとほぼ無縁なのもありがたい。
それでいてシューやマスターが負けヒロインとして不遇をかこっているのかというとそうではなく、れっきとした同じ部活の同じネトゲ仲間として非常に仲良くゲームをみんなで楽しんでる。この「友達」感がすごくいい、
わけてもルシアンとシューの相棒としての距離感が非常に気持ちいいんですわ。

アニメでは3巻の攻城戦で終わったんですが、バッツさんの裏切りのシーンで「だまして悪いが仕事なんでな、死んでもらおう」というACパロディ台詞を完全カットしたもんで余計なヘイトを稼いでしまいました(この台詞があれば「ああ、そういうACパロの裏切りロールプレイだな」と1発で分かる)が、あいつもあいつでゲームを楽しんでるなー感あって結構好きなんですよね。
あと、アニメのあのシーンについてはシューの3連続強判定攻撃に対して全段カウンター入れて「マジで?!あんなの聞いたこともねえぞ!」とルシアンが驚愕するシーンがなくなってて、プレイヤースキル関係なく単にレベルと装備でゴリ押しただけみたいになってるのもなぁ……

余談ですが、珍しく商業作品でアーマードコアパロディが随所に見られるのも俺にとっては嬉しい。

「ハルコナ」秋田禎信

「面白い」とかそういう観点から論じるような作品ではない感じ、「機械の仮病」にも通じるけど、あれよりはもっと直截な皮肉というかあてこすりというか示唆というかまあそういうもっと突きつけられるなにかを感じる。

・「レスポンチバトルを延々としているうちにいつの間にか自分の骨の髄までそういうものが染み付いた」という貴族の話が他人事じゃなさすぎる……

・「いちいちそんなものをまじめに取り合うな。ブタの鳴き声だ」「話の分からない奴でもじっくり真面目に話をすれば分かってくれると思ってねえか?ねえぞ。分からねえ奴は一生分からない」
こういう感覚を俺も身に着けたい。

・この作品の言わんとすることをもっとも端的に表してるのは最後のガーディアンズに対する遠夜の
「怒るのは仕方ないけど、怒りっぱなしで止められないならそれは病気だ」
だと思う。

長くはないけど、感じ入るものはたくさんある。そんな作品。

「のうりん」白鳥士郎

もともと立ち読みでなんとなく見かけた、戦後日本の農業の歴史とその中での農協の立場について、逆シャアのシャアの演説とアムロとの言い争いを使ってうまくまとめてるくだりを見て「この作品……できる!」と思っていたのですが、購入するのが随分遅くなってしもうた。

・これについては明確に正しい答えがない話なので言い争っているとどこまでもヒートアップしていくし、事実耕作と継もかなり険悪な感じになってきちゃってたんですが、元ネタが元ネタなので他人が話に介入して打ち切らせても自然にまとまるっていうのもまたセンスを感じる。

・耕作の過去が重い……
「耕作」という名前からして両親はめっちゃ農業に希望を抱いていたんだろうなあっていうのが伝わってきて、それが実際にはどうなったのかを考えるとつらい。
そして父親ともう何年も会っていないという事実に対して「それはもうどうでもいい」と言ってしまう耕作もまたつらい。

・「農と中学2年まで一緒に風呂に入ってた」というラブコメ的嬉し恥ずかしイベントも、実は中沢家のおじさんおばさんが貴重な婿取りのチャンスと見て村の住民全員とグルになって「へいきへいき、そのくらいになっても一緒に風呂入るのが普通」と耕作を騙してたのが真相っていうんだからなんともはや。

・それを言うと継もまた重い過去なんですけど。

・この作品について好感が持てるな、と思ったのは有機無農薬で作った野菜のほうが単純に優れているという話に持っていかず、「安易な有機栽培への信仰は農業技術の進歩に対する否定であり、『身体にいいのだからまずくても食え』という生産者の自己満足・傲慢だ」と切り返したり、欧米の動物保護団体に対して、彼らの様相はカリカチュアライズしてやや嘲笑的に描きつつも、彼らが訴えた「畜産とは?」という問題定義そのものは少なからず真剣に受け止めている。
特に日本における動物愛護の話、元愛犬家としてはとてもつらい話です。
ともあれ、そういう簡単には結論が出せないような話を無理やり簡単に割り切らないのは非常に交換が持てる。

・かなりパロディとエロネタというか下ネタは強烈ですが、でもそうでもしないとただただ先細りするだけの日本の農業の現状に若者が打ちのめされるだけの話になってしまうんだよなあ。

・マネーはこれだけ露骨に福本語で喋ってるので相応に福本キャラっぽい顔をしてるんだろうなと思ったら普通に美人だった。

・マネーはもちろん、ローズでさえ真面目に農業に向かい合ってるのにバイオだけシリアスな話がない。

「機動戦士ガンダム ジョニー・ライデンの帰還 12」Ark-perfomance

・アルペジオでも同じこと書いたんですが、Ark漫画は長いスパンをかけて話を描くので単行本1冊ずつで感想書けって言われるとめっちゃ困る。

・フーバー会長の圧倒的なゴリ押し。
「打ち上げにはどれくらいかかる?」「2週間ほど」「10日でやってくれ」
ここまでは普通のやり取りなんだけど、
「メカニックが足りない」「100人くらい連れてくるから」
「金がないぞ」「財務次官にかけあって新規に巡洋艦を一隻建造できるくらいには予算を用意したぞ」
「発射台にどうやって設置するんだ」「直接センチ単位で接舷できるオペレーターを連れてきた」
だからすげーArk的なゴリ押しの仕方。

ところでこのシーン、「エンジニアは足りてるが、メカニックが足りない」に対して「エンジニア100人連れてくる」なので微妙に噛み合ってないんですが、「抱えているメカニックの給料をどう払うか困ってるメーカーばかりだろ」という台詞に続く上、連載で「メカニック連れてきたおかげで打ち上げられた」という台詞があるので単なる誤植っぽい。

・流れ的にレッドがジョニー・ライデンだって雰囲気ですが、仮にそうじゃなかったらなかったでヤザンとヤザン級のパイロットを二人同時に敵に回してまだ互角とかいうパイロットがどこから出てきたんだよって話になるのでどっちになっても面白い。