「黒ワニとハーモニカ」別館 バンダイがマーズジャケットをプラモにしてくれるのを待つ日記

ロボットアニメをわりと好むヲタによるブログ。 たまに少しだけ防衛問題について喋ったりもします。 あとパワードレッド・ドレッドノートHのプラモ化と、コトブキヤが有澤の雷電をプラモにしてくれるのも待ってます。

「大空魔竜ガイキング」(1976年版)

東映オンデマンド見放題で8月見放題作品になっていたので視聴。

やっぱりどうしてもビームエフェクトがしょぼかったり話の流れが時々強引だったりするんだけど、そりゃ1976年の作品を2017年に見たらそうもなろうというもので、ガイキングのスタッフが無能だとかセンスがないという印象は受けませんでしたね。
ただ「プロ野球で活躍するという夢を暗黒ホラー軍団に奪われた」という主人公の悲劇性はもうちょっと強調しても良かったんじゃないのと劇ナデとか見ると思うなあ。
ストーリーのほうは必ずしもゼーラ星人だからといって絶対に分かり合えないわけじゃないんだよ的展開がちょこちょこあって単調さがなかったですが。
でもファン・リーは個人回多くてことごとく不幸エピソードばかり、ヤマガタケも個人回結構あるけどどれもコメディ回、しかしブンタは個人回実質ゼロってちょっと格差ありすぎ。

ハチロー、やっぱりこの年代の創作の子供キャラ特有のお邪魔キャラなんだけど他の作品の子供キャラに比べればそんなに気になるほどでもなかったです。

ところでスパロボだとかなり強力な武器だったミラクルドリル、原作だと初期に追加される武装でわりと通じないことも多いってのは意外でした。
「通じないことも多い」ってもダイモスの双竜剣とかマイトガインのガインショットよりかはよっぽど活躍してたけど。あの2つは本当に効いてるシーンが思い出せなくて、双竜剣とか折られてばっかだったし。

フェイスオープンは実際に見てみても凶悪過ぎる。「デスファイアー」って主人公機の追加武装の名前としていいのかよ。
ガイキングミサイルでマシンガンのごとくミサイル撃ちまくるのいいよね。

あと年代問わず基本的に作劇上「弱点」としてしか機能しないことが多い自軍母艦が普通に頼れる戦力でもありガイキングと共闘したり、下手すると大空魔竜単独で敵倒すことも珍しくないってのは面白かった。

総合的に結構面白く、次のリメイク版のガイキングLODもスパロボでしか見てないんで原作見るかーと思ったら近所のレンタル屋に置いてない……と思ったら今度は9月の東映オンデマンド見放題に入ってて助かりました。
でも一緒に初代マジンガーZも入ってて、来月130話くらい消化しないとならないのでかなりきつくなりそう……
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「アーカイブズと文書管理 米国型記録管理システムの形成と日本」坂口貴弘

瀬畑源先生の書評で紹介されていたのを興味を持ち購入。

南北戦争頃からのアメリカの公文書管理体制の歴史とその発展が主な内容だが、「公」文書のみならず民間企業の文書の管理体制の発展についても少なからず言及されており、アーカイブズ学そのものの歴史の本といったところ。
保存保管・管理公開のみならず「どのように(公平かつ正統に)廃棄するか」という点にも触れられており、特にそこが興味深かった。
関連して日本のアーキビストたちも「選別保存は手間と費用がかかり、また専門の人材が必要になる」「好ましいのが選別保存だとしても、そのためのコストがただ選別すること無く一括してすべてを保存する全量保存のコストを上回るようなら選別保存について考えなければならない」というコメントが引用されている。

アメリカで第一次大戦で大量に必要になった戦時行政のための書類が、必要な法と管理官庁が用意されていなかったために戦争の終結と同時にあっという間に離散し、第二次大戦で似たような書類が必要になった時有効に活用できなかったというのは大いに参考にすべきだと感じた記述だった。

RECORDS&INFORMATIONMANAGEMENT JOURNAL 第33号 「日本の官僚制の歴史と文書管理」若月剛史

瀬畑源先生がツイッターで紹介していた文献。

日本の公文書管理について歴史学的観点から現状へ意見を呈するような形の論文である。
元々江戸時代の頃にはすでに地方自治(当然その時代にこういう用語はなかったが)の実務のためには大量の文書が必要となり、またそれが残されてきたという歴史があるが、一方で日本人の組織において重要なのは「最終的には全員が合意に至った」という結論であり、合意に至るまでの交渉や駆け引きまでを含めて文書として残しておくのは「対立を蒸し返すもの」として避けられてきた、というのは近現代でもそのまま当てはまるもので、非常に示唆に富む。
入手は難しいが、まさに「きれいな結論」のみを残す方向に進みつつある公文書管理に興味がある人間ならぜひ一度読んで欲しい論文。

南スーダン日報問題 雑感

現状、まだ特別防衛監査の結果がどう出るか、稲田防衛相の去就はどうなるか等はっきりしていないことが多く、総括的な論評を書くには早すぎるが、気になる点が2つ。

まずことは防衛省・自衛隊の公文書管理が杜撰という点から始まった話で、いかに稲田防衛相が防衛大臣としての適性や能力を欠く人物であるとしても稲田防衛相を辞任させれば解決する……という類の問題ではない事。

そしてもうひとつはこのニュース。


南スーダンPKO日報隠蔽問題 非公表、次官の意向 「公文書に当たらず」 防衛省
https://mainichi.jp/articles/20170720/ddm/001/010/222000c

南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽(いんぺい)問題で、陸上自衛隊が保管していた事実を非公表とする方針は、防衛省事務方トップの黒江哲郎事務次官の意向に沿ったものだったことが19日、複数の政府関係者への取材で分かった。黒江次官は2月15日の緊急会議の前後に岡部俊哉陸上幕僚長と直接会い、「公文書には当たらない」として非公表とすることを伝えていた。

 防衛相を補佐すべき立場の事務次官が、一連の隠蔽を主導した疑いが出てきた。非公表を了承した稲田朋美防衛相の統率力の欠如を露呈し、防衛省・自衛隊の隠蔽体質が厳しく問われるのは必至だ。防衛監察本部の特別防衛監察結果に、こうした経緯がどこまで反映されるかが注目される。

 稲田氏は2月13日と15日の2回、陸自側から保管などの報告を受けたことが分かっている。稲田氏は報道陣に「緊急会議を開催した事実はなく、2日前に事前説明があったことはない」と否定。「陸自に電子データが残っていたとの報告があったという認識はない」とも語った。黒江次官は共同通信に「監察の対象のため、内容についてのお答えは差し控える」と文書で回答した。

 関係者によると、保管の事実を公表するか協議する2月15日の緊急会議の前に、黒江次官は岡部陸幕長と会い、陸自のデータを公表するか確認を求められた。黒江次官は「陸自のデータは個人が保存していた文書」と位置付け、「公文書には当たらない」として、公表しないと伝えた。

 同じ15日に緊急会議が開かれ、稲田氏や黒江次官、岡部陸幕長らが出席。非公表の方針が示され、稲田氏も了承した。岡部陸幕長は翌16日にも黒江次官を訪れ、見解をただしたが、方針は変わらなかったという。


極めて重大な発言であると感じる。
日報が公文書ではなく公表に値しないというとてつもない判断(それが公文書でないのならもはや公表すべき公文書など何もないだろうとすら言ってもよいのではないか?)を、防衛事務次官が下していることの意義は現状見過ごされているが、あまりにも危険だ。
はっきり言えば更迭すべきは稲田防衛相だけではなく黒江事務次官もだろう。
こういう認識を持つ人間が事務次官でいてもらっては非常に困るとしか言いようがない。

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14」聴猫芝居

・ちゃんと結婚記念日を覚えてる(しかも何回もあったので『本当にあの日でいいのかね?』ということまで含めて覚えてる)ルシアンと、「ルシアンがちゃんと結婚記念日覚えてくれてたんでもうそれだけでいいかなって」というアコ。この二人つくづく仲いいよな。

・さらっとアコをさして「理想から大きくかけ離れてるわけじゃないんだよなぁ、部分的に大きな問題を抱えてるだけで」
惚気話いただきました。

・どさくさに紛れて結婚指輪の大きさのアピールというヒロインが惚れた相手にするには重すぎるアピールをかますアコと、「一応覚えておくけど」と対応するルシアン(後で聞き返された時ちゃんと覚えてた)。
やっぱりこいつら先天的に仲がいいというかムーンセル製カップルかと思うほど根本の相性がいいっていうか……

・アコの体温を感じないくらい彼女と離れると新鮮な気分になるルシアン。この二人ふだんはどれだけべったりくっついてんの。

・相変わらず瀬川との距離感絶妙だよなあ。「友達に『ちょっとお前さわんな』って言わないだろ普通」だけど、「アコの手前ちょっと止めるべきだったかと反省はしてる」。

・「バフの掛け直しをしておこうかと」
「口で言えばよかろうに」
「せやかてルシアンですよ」
「せやかてじゃねーよ」
こういう小気味よいテンポの良い掛け合いホント上手いんだよなあこの作品。

・セッテさんと名前で呼び合ってクラスメイトに嫉妬されるという流れで「嫁さんが怒ってないからなんか理由あるんだろ」って多少の八つ当たりは含みつつも普通にそれで納得するあたりクラスメイトも訓練されすぎている……

・そろそろネタ切れマンネリになりそうな巻数重ねてるはずなんですが、「誰が本物か当てるゲーム、ついでに絶対に本物じゃないと思う人も当てよう」とかなかなかありそうでない展開で面白い。マテリアル・パズルのメモリア魔法陣読んでた時の感覚に近いものがある……とまで言っちゃうとちょっと褒めすぎですが。

・ご両親への挨拶イベントなのにルシ母もアコも台本見ながら会話してるの面白すぎるでしょ。

・結婚式に呼ぶ人間が大勢増えたの、なんというか成長的なものを感じられるというかとにかくアコの幸せ値が増大しているのが分かるので良かった。

・ルシアンが風邪引いた時のマスターの反応が和む。ルシアコが仲いいのはそうだけど、メイン4人の間もとことん仲いいよね。

・ついに親にも認めてもらえて後は本当に結婚するだけなんだよなぁ。
そもそもルシアンだって「いやもっと手順とか段取りとか踏みたいし……」「きちんと嫁を養えるようになってからがいいし……」という理由で「法律が許し次第即座に結婚するのはちょっと」って渋ってるだけで「アコと結婚すること」そのものは普通にその気になってるわけだし。

・しかしルシアン母面白い母だった。そりゃ西村兄妹がああ育つわ。

次回は修学旅行。また何を見せてくれるのか楽しみです。